親友 | 奈菜~薬物、非行、人間不信を乗り越えて~

奈菜~薬物、非行、人間不信を乗り越えて~

幼少時代の事や現在のたわごと
自分の日記的な感じで書いてます

A中学校に戻っても、相変わらずだった私だった。




一度、学校から離れてしまったらなかなか元には戻れない。

行くことが苦痛で、めんどくさくて。




そんな一人ぼっちの私だった。

友達なんかいらない。




それでも、やっぱり心の中では友達が欲しいと思っていた。

クラスの中で一人ぼっちの子を探した。




それがまこ(仮名)だった。

まこは私の今まで知っている中でも、全く私とは違う人種だった。

おとなしく、物静かで、家が厳しく、ヴィジュアル系バンドが大好きだった。

成績もまぁまぁよく、非行とは無縁だった。




私はなぜかしつこくまこに話しかけた。

まこは不振がって、なかなか心を許さなかった。




私にはただの時間つぶしだった。

おかしい子だなくらいにしか思っていなかった。




いつの間にか、まこが心を開いてくれるようになり私が授業をサボりたいというと今までサボったこともないのに付き合ってくれた。それを悪いなぁとは思わなかった。




自分のことしか考えていなかった・・・




私が学校を休むと、心配して連絡をくれた。

今までの友達で、私が学校を休んだからと言って連絡をくれる子は今までいなかった。

でも、当時の私はそれが鬱陶しかった。




【友達でもないのに、いちいち心配するな。めんどくさい。】




私はどうしてここまでひねくれていたのか・・・

自分から声をかけておいて、相手が心を開くと逃げていく。

そのくせ、自分が同じようなことをされたら、裏切られたとまたひねくれる。




人間関係の築き方がわからなかった。




今では、親友となっているまことはこれから本当に色々な出来事があった。