クリスマス前に | 『新・記録03』~そこに何かがある限り~

クリスマス前に

 彩夏カレンダーを店頭でGETするのをついに断念したわたくしであるが、ネットで購入するのにも難色を示されている今日このごろである。

 世間はクリスマスですね。



 ダーリンandroidの不具合については、現在のところさまざまな手段で改善につとめつつ、とりあえず使い続ける方向におちついているもよう。


 先日、わたくしは毎月のことであるがダーリンのお店の手伝いをしていた。

 お店の手伝いといっても店頭で接客するわけではなく、ニュースレターの袋詰めとか、あまり頭とスキルを使わなくていい仕事である。ただし、単純作業で作業時間が長い。

 お店が終わってからダーリンも手伝いに来てくれていたため、わたくしどもは夫婦で単純作業をしていた。

 なにせ単純作業であるため、ダーリンはくだんのandroidで動画など見ながら手を動かしていらした。音から察するに、少女時代KARAのパフォーマンス動画であったもよう。


 作業をしながら、ダーリンがおっしゃった。

 「やっぱり単に巨乳っていうより、トータルでスタイルがいいほうがいいね」


 それに対し、わたくしはほとんど脊髄反射的なスピードで反論した。

 「彩夏だって(確かに胸は大きいけど)スタイルもいいよ!」


 わたくしは、ダーリンが日頃からなぜか彩夏に対してあまり評価が高くないことを知っている。

 彩夏には一人一人の誉め言葉が必要なのに。


 「……」妻から意外な反論を受けたらしく、不本意そうな顔をなさったダーリン「ぼく、あなたのことを言ったのよ?」


 「――――!!」



 やだん…もう…ダーリンたら……!