短期大学の生き残り。
それは地方で激しい。
学校法人瀬戸内学院~民事再生手続開始申立
http://www.tokyo-keizai.co.jp/tosan/4.html
友人が地方の短期大学の講師をやっている。
しかし実情を聞くと、
学部の定員が50%割れるのが3年続くと、その学部は消滅する。
3年間の収支バランスでその学部(事業)撤退の判断をする。
まるで専門学校だ。
というか、専門学校と大学の垣根が薄くなりつつある。
株式会社による大学、大学院の設立も行われる現在、
地方の短期大学も厳しい。
企業ならどうするか。
やはり、「選択と集中」だ。
既存の資産を活かし、
分野を選定し、
そこに資産を集中させる。
その「資産」が競合との差別化要素になる。
そしてUSP(ユニークセールスプロポジション)を打ち出し、
営業攻勢をかけるのだ。
顧客は何を求めているのか。
サービスとしての短期大学。
・・・やはり専門学校のようだが、
私立の短期大学はほとんど専門学校のようなものだ。
この大学の危機とは、
私の友人の短期大学の講師のにとってみれば、
就職口がなくなる、ということでもある。
ということは、
「大学倒産」
↓
「修士・博士課程学生の就職先危機」
となる。
結果的に大学に就職できなかった学生は
通常の企業に就職することになる。
となると、”大学側の就職力”、とも言うべき力が重要になる。
そんな中では、「東海大学」の動きはすばらしいものがある。
そのほかでも、、、、地方の4年制大学で、
おもしろい試みをやっているところがある。
それは、次回。
追伸:
「学校とセカンドライフ」
教育とセカンドライフは最高に相性が良い。
なぜなら、仮想世界のもつリアルタイム性、
つまり、インタラクティブコミュニケーションは、
教育には不可欠のものだからだ。
塾では多人数へ教える。しかしそれでは細かな指導が出来ない。
家庭教師が誕生した。そして個別指導塾。
どれも、講師力に依存するが、
本当は最高の熱意と技術力を持った講師がコピーロボットで、
1人1人教えるのが最高の環境だ。
しかし、それが難しいので、
技術力があまりないが、1対1でコストパフォーマンスを求めて、
近くの家庭教師に頼む。
ここでセカンドライフを使うと、
近くの家庭教師、、という制限がなくなるので、
遠くの家庭教師、、でも良くなる。
その中からコストパフォーマンスを選び相性の合う人を選ぶ、
という方法が選択できるようになる。
また、セカンドライフの中で空間を共有していると、
講師が話したことが、多人数に伝わるので、効率がよい。
ほかにもいろいろとあるが、
大学は本当はセカンドライフによって活性化するのが、
これからは必要になってくるだろう。
学生は時間がある。
SNSももちろん盛り上がるだろう。
しかしもっともよく話すのは、サークルの人たちなのだ。
そして授業で出会う人たち。
ノートの貸借りなんかは最高だ。