先日預かったインディアン、なにやらしばらく走って給油したらエンジンが止まってしまうそうな。
給油してからと言う事で混合ガソリンの比率が低くダキツキ起こしたかと心配したんだが、
キャブを見て一応タンク見たらこれよ。
錆が詰まりまくって、コックが錆で作った、ろ過フィルターみたいになってる。
一滴一滴、キャブまでガソリンが落ちてるんだね。
これね、古いバイクに割とある事。
店で買ったバイクじゃないんで無責任なもんだ。まあそんなもんかな。いじれる人見つけてからバイク買わないと嫌になると思うよこういうの。
逆に他所で買ったバイクは診ないっていうバイク屋の気持ちもわかる。ケツだけ拭かされてもかなわん、そして挙句の果てにあそこのバイク屋に出しても直らんとか言われるんだから。そりゃそうなのよ、ちゃんとしてないバイクの追っかけ修理なんだから。
うちは基本なんでも診る。なんでも診るが面接が必要。
紹介から面接、その前に電話で生意気言ってたら会いもしないけど。
昔おかしな人が居て、信用してますから面接とかしなくても大丈夫です、修理してくださいって人が居た。
？
何を勘違いしてるのか、お前の面接なんだよ。もちろん診ない。
そんな変わり者おじさんの話は置いていてタンクを洗う。
ひいい、乾燥させた一部でこれ。
耳かき一杯の錆でもキャブって調子悪いからね。
とりあえずタンクにネジ入れて4時間ほどサンバのリズムでシャカシャカ踊ったよ。
こうなるとね、毎回修理に出すのもめんどい事になる。
舐められるくらいタンクの中をキレイにするのが不可能に近いんだ。
でも大丈夫、自分でちょっとだけいじれるようになれば解決する。それに小技だってあるんだ。
そういうのも含めて旧車に乗るって事なんだと思うよ、趣味なんだから。
あんまり理解されると商売あがったりなんだけどね。