キャブって自分でいじれて面白いね。
面白いと思えない人はショップに出すとやってくれるおおん。
で、ちょっとキャブのさわりの話。
1.メインジェット
数字を大きくすると燃料が濃くなる
数字を小さくすると燃料が薄くなる
全域に作用している、特にアクセル全開で調整する部分。
全域に作用してるのでメインを交換したらスローも触るはめになる。
ただし、アイドリング近辺ではほぼ作用してない。
ケイヒン、ミクニではジェットの考え方が違うから誰かのメインの番
手は気にしたら負け。表記に互換はない。
2.パイロットジェット(スロージェット)
アイドリング時、低回転で作用している。
ただし、高回転時でも当然作用してる。気にしなくても大丈夫なくら
いだけど、メインを触ったら見直す部分、きっちり役割が分かれていない。
3、ジェットニードル
針の形状も色々ある。
アクセルの開け始めのガスが出るタイミング、アクセルを中間で保
持してる時にこいつが仕事をする。アクセル全開、アイドリングでは
関係ない。
ここが部品代がかからず調整出来るので最初に触ろうとするが、
誤解を恐れずに言うならフィーリングに作用する部分なので、ガス
の濃い薄いをここで調整しようとしてはいけない。言うならば、最終
的に触る部分。
全開で調子悪いとかアイドリングで調子悪いはここで調整する部分
ではない。
6エアスクリュー
主に二つの方式がある。ひとつがエアの量を調整してる。
エアの量を調整してる場合はスクリューを緩めると空気の量が増える。
もうひとつが、パイロットスクリュー。こっちはガスの量を調整してるので緩めるとガスの量が増える。
PC、PZ、PDなんかはエアスクリューなので緩めるとエアが増えて燃調が薄くなる方向。
基本一回転半戻しなのだが、一回転半に囚われるとなの為に調整してるんだか、1回転半戻しになるように調整してるのか分からなくなる、これ注意。1回転から2回転の範囲に入ってれば大丈夫(キャブによるが)
完全に暖機を終えてから(10分アイドリングしましたとかダメ)、止る寸前までアイドリングを落し、エア(もしくはパイロット)スクリューを回し、細心の注意でアイドリングの上下を感じて調整する。
アイドリングが高く、メインが作用してるとアイドリングの上下に気が付けないほど繊細。
パイロットの場合2回転半戻しとかもあるから、まさにキャブによる。
アイドリングが一番高くなったとこより少しエアスクリューならば締めるのがポイント。アクセルのツキがいい。
で、キャブが同じならば、排気量によりメインジェットはそれほど変わらない。
ボアアップしたからメインジェットを大きくしました!たしかに。
たしかになんだが、空気が通過する量が増えるならば、ガスを吸い上げる能力も上がってるので排気量にメインジェットは比例しない。
むしろ、これまた誤解を恐れず言うならば、メインジェットはキャブの口径でほぼ決まってしまう。
例えば、PC20ならば、88ccでも105ccでも82番辺りから95番辺りで調整出来てしまうはず。むしろ排気量よりもエアクリに素直に反応してしまう。鵜呑みにされたら遠回りするから、あくまでそんな感じよってくらいの話。
あとなんだろなあ。プラグの焼き色でセッティングを見ないくらいかな。ベストなセッティングでもアイドリングしてればくすぶるからね。