わりとふつーな事と難易度高めをする | JINのブログ

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ツーリングやちょっとしたバイクいじりをブログにしてます

GBが形になってきたので、割と普通の整備的な事を出来るようになってきた。電気周りを確認すると、パッシングは出来るがライトが点かない。
なんで??なんか感覚的にスイッチっぽいんだ。
ところが点検していくとスイッチまで電気が来ていない。調べて行くとなんてこたあない、ヒューズが飛んでるだけ。パッシングとは別系統な配線なんだね、それで複雑に考えてしまう。
でもだ、まだ問題はある。ヒューズを入れ替えたのにまだ点かない。つーとこはやっぱりスイッチもなんだろうね。
 

案の定でした。このバイクはたぶん20年は放置プレイされてた。製造から39年?そりゃ簡単に社会復帰出来ないよね。
そうそう、古いバイク(車もだけど)ふつーに部品が買えるとは思わない方がいい。中古を漁ってもそれさえ製造日からだいぶ経ってるはずなんだ。こういうのをめんどくさがらずにコツコツ自分で直せる人か、どこか整備してくれるところを見つけてからじゃあないと、買ったもののまた放置プレイか愛せず売る事になる。40年、50年前のバイクだよ?基本鉄なんだから形が残ってるだけが当たり前程度のはずなのよ、それを乗れるようにしておくってのは相当な情熱がいるのだよ。情熱がないなら旧車はやめた方が幸せになれる。そういう乗り物だからね。お金と時間は掛かるのよ。
 
このGBはちょっとお手入れをしてエンジンはかかったが、キャブからのオーバーフロー、つまりガソリンのお漏らしが見られた。だいたいオーバーフローの原因ってフロートバルブの当たりが原因なんだけども、これは珍しい事にフロートとバルブの接触点が穿ってしまってるんだ。こういう症状見た事ない(おいらの経験が少ないだけなんだけどもね)部品は取れない、中古を漁るがやっぱり穿ったような跡があるんだ。つーことは、持病みたいなもんなんだね。じゃあどうしようと1日悩んだんだ。
 
 
話は戻るが電気系。うん10年前のプラグ。これでも火が飛んでエンジンはかかるんだが当然交換する。
 
新品はいいねえ。
 
一回フラッシングがてら預かって来た時にオイル交換をしたんだが、そろそろ乗れそうなのでまたオイルを交換する。
 
で、オーバーフローの原因を考えた結果、たぶんなんだがこのバイクは振動が大きい事とタンクの錆び、この2つが主な原因だと推測した。タンクの中が錆びて細かい錆がキャブに侵入する、その錆びを研磨剤としてフロートのベロをフロートバルブの先端で研磨してしまって穴を形成してしまう。そしてそこにバルブの先端がすっぽりハマるもんだからフロートの動きが悪くなってガソリンをお漏らししてしまうという、ピタゴラスイッチみたいな感じ。
 
部品なんか出ないからどうしようと解決したのがリューターによる研磨。1行で解決してるが結構高難度だと思うのよ、キャブのパーツは基本いじってはダメ、交換が前提なんだよね。それでも直してしまうのだけど、長い目で見ると部品を探さないとだね。それかあれかな、アルミタンクで錆び知らずになったから症状が進行しなくなるのかな?20年後に分かるはず。