ボアを拡げる | JINのブログ

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コウイカの墨がたっぷり充填されたカモメカブのエンジン。
たぶん50年ぶりに紫外線を照射されたはず。
 
ガスケットを剥がすとか中をキレイにするとか、そういう事に時間が掛かる。
安いオイルをこまめにやるのは、やらないよりはいいけども、そこそこいいオイルを定期的に交換した方が内部はきれいな傾向にあることに最近気が付く。洗浄性とかスラッジを出しずらいとかそういうことなんかね、知らんけど。
あといいオイルはエンジンに優しいとも思う。こうゆうようなお決まりの内容のカスタムされたエンジンを短期で壊す場合、だいたいやっすいオイルを使ってる場合が多い、もしくはそのくらいの意識の人が組んでぶん回してるというのもある。カブなんかいくらも入らないからケチらずいいオイル使った方が精神的にもいい。ただ、いいオイルを使ったら絶対壊れないかというとそんな事もない。ダメな状態を判断する能力も必要になる。一生懸命組もうが的が外れてるとやっぱり壊れる。
 
 
新品はいいね、なぜかテンションが上がる。
 
オイルポンプ、強化クラッチ、48φシリンダーで75ccという内容。
速くしてくれって事ではない。ふつーに乗れるようにしてくれという依頼。
1.5倍の排気量ならそこそこ動くようになるはず。鉄シリンダーでやりました感を出さない。このカブは基本2速発進なので、2速でスタート出来て3速でそこそこ巡航出来るセッティングにする。
 
キャブはPB16互換の、つまりカブ90純正サイズにする。
純正で付いてた古風なダウンドラフトタイプは持って帰って保管してもらう事にする。なぜか?それはキャブが終わってるから。
キャブは未来永劫使える物ではない、消耗品でもある。このキャブは面圧が確保出来てないのでちょっとした事でオーバーフローする、後生大事に使うキャブではないと判断した。。純正にこだわるのもいいけどね、ダメな物はダメって判断するのもすごく大事な事。コストもあるし遠回りさせないって事でもある。
 
 
 
明日くらいには乗れるようにしたいんだけどなあ。