デコンプカムを付ける | JINのブログ

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カブにデコンプカムを組む。

 

 

すごーくわかりずらい。赤丸の中の銀色の部分の高さの違いが分かるだろうか?

たったこれだけ、たったこれだけの高さの違いで、エンジンを始動する時に排気側のバルブを押し下げて一瞬キックを軽くする事が出来る。

 

これを付けたカブはセル付きなんだけども、50をベースにしてるもんでバッテリーの容量も小さい。となると、圧縮上死点手前でエンジンは止まりたがるもんだから、再始動時にリレーやセルに負担が掛るのが気になっていた。

 

さくっと組んで試しにセルを回すと非常にスムーズにセルが回るようになった。ただこの機構、エンジンが止まる時に一瞬圧縮上死点前でクランクが逆転するのを利用した構造なので、自動的に圧縮を抜くことが出来るんだけども、絶対に圧縮上死点前でエンジンが止まるとは約束されてはいない。つまり100%デコンプが効くかというとそうではない。

その時はキックなりセルが重くなったと思ったら、エンジンをかける作業を一瞬でいいからやめると、圧縮が抜けて始動が容易になる。

 

構造を理解すると意味が分かるけども、文字と数枚の写真じゃ理解しずらい単純で良く出来た構造なんだ。長々説明したけども、どちらかというとデコンプカムというギミック自体が面白くて組んだところもある。

 

 

これを付けた方がいいぞ!と、カブくらいの排気量じゃあ言わないけども、ニーゴー単発くらいからはいい構造な気がするね、意味を知ってる必要はあるけど操作が要らないからね。