先日ちょっと怖いことがあった。CB550のエンジンをかけようとしたところ、ちょっとセルが弱い気がしたんで無理にセルを回さずバッテリーチャージャーに繋げて充電をしておいた。しばらくほかの作業をしていて、いざイグニッションオンでセルを回す。
おかしい、何度かセルを回すんだけどなぜかエンジンがかからない。
なんで?なんでかからんの??
再度セルを回すがかかる気配がない、こんな始動性が悪い時にはパーツクリーナーが役に立つ。
エアクリから2秒ほどパークリを吹いてあげて燃焼を助けてやるという感じ。
ところがそれでもかからない・・・ なんでよ??
なにもしてないんだからこんなにかかりが悪いはずがないと、もう一度何か間違いがないか確認する。
コックはオンだしガソリンも入ってる、
あっ!キルスイッチがオフになってるじゃんww
なーんだ、なんかのタイミングでキルスイッチ触っちゃってたんだな
キルスイッチをオンにしてセル一発!
パンッ!!ワンタイミング遅れて後ろからカキン!!カラカラカラ・・・
なんだよおい、こええな、意味わかんね、なんだなんだ??
後ろからカラカラって音がしてるほうを見てみると、黒い筒状の物が転がってる
ん?
え?!サイレンサー?!
バイクのマフラーを覗き込むとサイレンサーがない!
まじかよ、アフターファイヤーの爆発でサイレンサー吹飛ばしてるんじゃん
カキン!って音は後方10mほどのところにあるブロック塀に当った音だった
これほとんどミサイルだよ、道路に人も車も走ってなくて本当に良かったと思った
冷静にマフラーから弾道方向を確認すると、2台のカブの間をすり抜け、軽トラの脇をかすめて塀まで一直線、冷静に考えるほどになにも事故にならなかったことをありがたく思った
なんでこんなことになったのか?なんかのタイミングでキルスイッチオフ、知らずにチョーク引いてセルを回し、未燃焼ガスがマフラーに相当量回る、キルスイッチに気が付いて点火、マフラー内で爆発的燃焼でサイレンサーを吹飛ばしたということらしい・・・
このインナーサイレンサーはリベットで留まっている
リベットだけじゃまずいなこれ、万が一に備えて追加でボルト留めにしようと思ったのであった
追記:バックファイヤーとはキャブ側へ燃焼が伝わることで、アフターファイヤーはマフラー側ということになってます