そうだ!ZZR1400の人も誘ってCB550でまったりツーリング、峠で乗り換えて2倍楽しもう。早速お誘いの電話を入れたら奥様もお許しが出て日帰りツーにいけることに。さてどこ行こうかなんだけど、あんまりなにも考えずに長野方面に向かってみる。
途中大好物な碓氷峠に差し掛かり、ZZR貸して!と思ったんだけど、ブレーキが強化されてるのを試したくてそのまま峠に突入。ローターがWになったことで切り返しが重くなると思ったんだけど、意外とそうでもない。確かに前がどっしりした感があるけど、もともと軽いハンドリングじゃないんであまり気にならないみたいだ。
朝飯代わりに軽井沢で蕎麦を食べる。生まれが軽井沢なもんで小さい頃良くじじいに連れて来てもらった蕎麦屋を懐かしんで寄ってみる。中軽井沢の駅前なんだが店は変わってない。変わってないってうれしいことなんだと悦に入る。
蕎麦も食ったし菅平かビーナスラインでも行こうとバイクを出すが、R18がそこそこ車が走ってるのを見て、北軽方面にバイクを向ける。ちょっとした峠を気持ちよく駆け登る。
ここで気が付いたんだけど、右の大きいアールのコーナーでステップを擦ることがある。ちょっと前までCBで大きなアールのコーナーでステップを擦って曲がるなんてことはなかったしする気もなかった。どうも少しは止まれるブレーキが入ったことでアベレージがあがったようなんだ。そのまま気持ちよく北軽を抜け草津から渋峠に。

思い出したかのように写真を撮ってみる。谷の部分にはまだ雪が残る、ここから自宅まで1時間かからないがそこは31度、標高ってすげえ。この先まだ標高は上がるんだけど寒いから下る。
下ってお茶にするが草津と言えば温泉、ただ手ぶらで来たもんでタオルがない。スーパーがあったんでそこでタオルを買って温泉に入ることにする。ちゃんとお金を払えばそれなりのところは当然たくさんあるんだけど、温泉に入りさえ出来ればいいとういなら街中に20箇所くらい無料の温泉がある。
お気に入りはここ

4人くらいしか入れないけど1人以上入ってるのを見た事がない。くる時間帯が昼間ってのもあるかもしれないけど。ただここも相当熱い、どのくらい熱いのかというと掛け湯にまず気合が必要。十分体を温めてから湯船に浸かっても最初は1分入れないかもしれない、そのくらい熱い。
かえろーん
六合村を回り吾妻を抜け、気分が乗ったんで通称裏榛と呼ばれる休日バイクが多い峠を通ってみる。
当たり前だけど最新のSS速い、全然CBじゃ付いて行く事も出来ない・・・
帰りは狭い峠を流しながら帰るがこの時すごく気になることが発生する。ブレーキからジャダーが消えないんだ、暖まっても冷えていてもジャダーが起きる。気にしながら走るとどうも追加したローター側から振動が出てるみたいなんだ。
家に帰って点検してみる。

ここからはかなりめんどくさい話で、だれかCB550をWディスクにしようとしてる人の検索用。それ以外の人はなんのこっちゃ?だから読まないほうが時間の無駄にならない。
赤○の中が追加したローター、キャリパーなんだが、シクネスゲージを入れるとパット前側がコンマ3mmほど開いてる。まさか真っ直ぐ当たってないなんて思いもしなかったから気していなかった部分。
かなり悩んだけどこれってキャリパーの付け方に工夫が必要らしい。

組めるように組んだ写真、左から、フォーク、フェンダーステー、キャリパーホルダーの順で組んである。
これは組んでる時も気になった部分なんだが、これで上手く組めたからこれでいいんだろと思ってた、思い込んでた部分。フェンダーを外すと

下側のボルトをしっかり締めると上側が2.8mmほど開いてしまってる。ここにフェンダーのステーを挟んでいたんだけどこれは間違えらしい。ホントの正解は左右の共通の部品じゃないかもしれない、これは今のおれが調べた範囲じゃ分からない。
で、問題のローターに対してキャリパーが正対してないのは、この約3mm分、キャリパーが外側に付かないといけないっぽい。
悩んだ末余裕がありそうなフォークのボトムケースの方を加工することに決めた。2.8mmケガキして、その要らない部分はサンダーでカット、そこから何度かクリアランスを見ながらランダムサンダー(サンドペーパーを機械で削る)で微調整。

赤い矢印の部分を削って黄色の矢印の部分をぴったりあわせてみた。
早速組み上げてみよう。

やった!約3mm削ったことでローターとパッドが真っ直ぐ当たってる。
フェンダーは一番タイヤに近い位置からの取り付けになり、ブレーキホースはフェンダーとフォークの間を通ることになる。

きもーちフェンダーステーを内側に曲げてクリアランスを確保してみた。万が一の接触でパイプを削らないようにパイプにはゴムチューブを被せておいた。
早速試乗、ジャダーは消えていた。これでこれでひとつの正解だと思っていいみたいだ。
しかしこの方式はブレーキの鳴きとか完全に止めるのが難しい。おれは鳴いてもあまり気にならないけど、むしろ鳴くもんだと思ってるくらいだけど世間はそうはいかない。たとえ性能が落ちても鳴かないほうを選ぶものらしい。話は逸れたけどこの方式のキャリパーは扇状にキャリパーのホルダーが動くものだからどうやってもローターに対して正対出来なくなる仕組みなんだ、つまりブレーキが鳴きやすい。こんな方式もうどこも採用してないのは合理的でもないし鳴きはかなり問題になったかもね。
ともかく手間は掛かったけどブレーキが少しだけ効くようになって安心出来るようになったのは大きい。ひさしぶりにやった甲斐があるいたずらだったかもしれない。