うちから釣り場まで30分ってとこ。梅の花がなんともいい香りを出していたんでおもわず止まって深呼吸しておく。

梅の香りは春の香り、これだけでテンションあがるんだけどたぶんどっかに頭でも打ってるんだと思う。
あっという間に釣り場に着いたんだけど、入ろうと思ってたポイントに先行者が着替えてる。あらま、どっちに入るのかだけでも聞いておこうと話しかけた。ふむ、ここから上に入るのだな、じゃあおれは500mくらい下に入らせてもらうよということになった。
うむ、素晴らしい。川幅もあるしポイントも多い、こういうところはロングリーダーロングティペットが威力を発揮する。川に入らず遠めからポイントを探れる、若干風の通りがいいところなんだが、システムのほとんどが水と接触してるんで全く風は気にならない。むしろ上流からの微風は釣りやすさを手助けしてくれている。
川に下りてラインを竿に通していると視界にライズを見つける。見逃さない、赤○のところで確かにライズした。あわてず手前の流れから久しぶりのキャスティングを確かめるようにフライを流す。
半年ぶりでも身についた感覚って忘れないもで、当たり前のようにポイントにフライが入り半ば自動的にメンディングもしている。
で、ライズしていたポイント。一番やり易い上流に向かって左、ほぼクロスと言われるの横位置からからフライを流す。なぜクロスがいいかというと、誰も知りたがってないから割愛。
このポイントは難しくない、一撃で簡単にヤマメはおれのフライをくわえてくれる。
なんだろね、当たり前のように手に収まってるんだが、アワセてから取り込んで手に収めるまで一瞬のような世界の時間が止まったような不思議な感覚があるんだ。そうそう、写真を撮る為に濡らした手で写真を撮る瞬間だけ水から出してるが、今はネットも使わないし手で触れることもしない。大きいのが掛かったらどうすんの?とかあるんだが、ばらしてしまう可能性も今は楽しめてる。だいたいラインをたぐってフックを掴んだらそのままリリース。分かりづらい感覚なんが、サカナを捕ること自体より、自分の釣りは正しいのか間違っているのか、それをお魚さんで確かめているような感じなんだ。
その後2匹追加して顔を上げると、さっき話したおじさんがこっちに下って来てる・・・ だから聞いたんじゃん、どっちに行きますかって。
ま、こっちがやりたいならやらせてあげよう、1時間もやったし他のポイントも見たい。で移動。
数キロ上流に来てみた、さっきより狭いポイントなんだけどヤマメはいるんだな。
フラットで少し深いポイントからヤマメは出てきた。
サイズは落ちたがうれしいもんだね。
このあと4匹追加したところで遅いお昼にする。川原でおにぎりって美味いねー、なにがあるわけないのにねー。久しぶりの釣りに変なテンションになってる。
美味しい時間も過ぎたようなんで温泉に入って帰ろ
温泉に向かっているところで
赤○の中はサルなんだが・・・ お前ら結構人が居るとこで生活してんのな。至近距離でいっぱいいると怖い。
ひさしぶりに充実しててね、温泉で昼寝をしてしまったよ、いい時間だったなあ。