手溶接N-2F&N-2V曲げ試験と結果 (*'▽')♪ | 溶接マン WELDING

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 今日は曲げ試験やってみた結果です。

外観が汚くても曲げ試験で割れなければ大丈夫なんじゃないかな・・。

・・・そんな言い訳するようじゃダメっすよねあせる

やっぱ良い品質のものを製作するなら良い溶接を心掛けないと(^^♪

てなわけで、曲げ試験の概要です。

まずは刻印を打ちます。

1は表曲げ、2は裏曲げとわかるように打たないと

余盛をフラットに仕上げた後では、わかんなくなるからね。

ちなみに表曲げの箇所と裏曲げの箇所はだいたいこんな感じです。

   

JIS検定の曲げ試験も大方こんな感じだと思いますね。

立向きは向きは変更できませんが、下向きは向きを変えることができます。

N-2Fの図で見てわかるように、始点側が表曲げ、終点側が裏曲げなので、

一層目後の裏波の出方が良い箇所が始点側なら、ひっくり返して、

もともと終点側を始点にして二層目、三層目と走ればいいです。

 

試験部分をシャーリングでカットするために裏波も表の余盛も

全部削ってフラットにしないとダメなんすアセアセ

裏も表もキレイに削ってフラットにしたら、ペーパーディスクできれいに仕上げます。

溶接ビードにそって削ります。

この方向にグラインダーで削ります。

そしてフラットにしたら、表曲げ・裏曲げの試験材料をカットします。

40mmずつシャーリングでカットして、キズがあればペーパーで磨きます。

磨く方向は先ほどの写真の方向です。

(横から削ったり磨くとキズか割れ目か分からなくなります。)えー

 

そして油圧ジャッキで曲げてみます。

    

曲げる側にも注意ですね。逆に曲げてしまうとやり直しっすよ(笑)

表に1・2と刻印を打ったなら、1は下(裏)にして2は上(表)にセットして曲げます。

とりあえずは目立った欠陥もしくは割れがなかったのでOKですね。

A-2V・A-2Fって書いてありますけど、正しくはN-2V・N-2Fでした(;´・ω・)

ちなみにN-2Vの表曲げはチョびっとだけクラックが入ってます汗

ま、許容範囲内ですけど・・・(笑)

もちろん、ここまでくるのに何回も失敗しますよ(笑)

 

でも失敗を繰り返して成功を導き出すんで、失敗を恐れず、または

恥ずかしがらず、正々堂々失敗を重ねてみましょう(*'▽')

失敗の数だけプロの技術に近づくと思います。

 

それでは・・・(@^^)/~~~