超音波探傷検査について(*'▽')♪ その1 | 溶接マン WELDING

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 こにゃにゃちわニコ

暑いねー。今日は暑かったあせる熱中症には注意です。

今日は超音波探傷試験について復習していきます。

といっても基本的なことだけですが・・・・ショボーン

正直こういう学科はニガテだ。実技のほうが楽しい。暑いけど・・・。

 

てなわけで、早速本題に入りましょう。

超音波とは人間の耳に聞こえないほど高い周波数の音と理解されており、

可聴音波の上限は20kHzといわれています。

一般的に超音波を利用するものの例として、超音波洗浄(眼鏡、宝石の洗浄)や

超音波加工(ダイヤ、水晶などの加工)、魚群探知機や医学用など

多種多様に利用されているようです。

 

この超音波を使用して溶接内部のキズ、融合不良などの存在を知るんですが、

やり方としては、超音波探傷機なるものを用いて高電圧の電気パルスを超音波探触子の振動子に

送信させ、超音波のパルス信号として、機械的な振動を金属材料などの表面や内部に伝播させることにより、

音響的に不連続な部分からの反射信号や反射強度、伝搬時間などにより、

材料内部のキズや長さ、形状などを非破壊で評価し、

その良否判定を検査規格などにより良否判定する技術です。

これ・・・めんどくさいっス真顔

できればやりたくないな・・・この作業・・・・汗

 

しかしそうも言ってられない。建設関係の現場作業ではこの知識は必須じゃないかな。

こういうことを頭に入れて作業するのとしないのでは、

完成品に大きな違いが出るような気がする・・・・

 

ま、語っていても始まらないので早速やってみよう。

まず、超音波探傷機を用意します。

聴診器みたいな丸っこいのが垂直探触子というもので、

材料にあてて目に見えない超音波ビームにより画面の

エコーの波形を確認し、キズの有り無を確かめます。

 

そしてJISにより規格されている標準試験片STB-A1を用い、測定範囲の調整を行います。

これは実際に材料を検査する前に、探傷場所、探傷時期が異なっても

探傷結果を相互に比較できるように使用するものなので、検査前の初期段階でキチンと設定しないと

正しい測定ができないです。

今回はこの試験片で初期設定を行い、材料の寸法や内部の空間までの長さなどを確かめてみます。

 

① 垂直探傷

超音波パルスの一部が当たると、反射して帰ってくる。

キズに当たらなかった超音波は検査物の底面で反射して探触子に帰ってくる。

 

こっちのが分かりやすいかな・・・・

 

白いのが内部のキズですね。

ここまででなんとなくわかると思います。

とりあえず、今日はここまでにしとこう。

 

次回また続きを・・・

ではでは・・・^^