~過去のうつ病・パニック障害から、心地いい私になるまでを綴ります~




この頃ご縁があって、市の施設でヨガレッスンを担当させていただくことになった。



土曜日午前まで病院で勤務し、40分移動して1コマレッスン。



これが苦痛だった。



前のレッスンを聞きながら、控え室で待機する。レッスン慣れしたインストラクターはどんどんお客さまを惹き付けていく。


その空気感がドアの隙間から入ってきて、


[あなたこのあと、大丈夫なの?]


と言わんばかりに背中にまとわりつく。

(↑あくまでも私のイメージです。インストラクターさんはとても優しい方で色々教えてくれたり、私のレッスンの宣伝してくれたり。感謝🙇)


私は失敗しないように、レッスンの流れを構成する。



レッスン開始心拍数を計ってもらうのだが、誰よりも心拍数高かった💦


初めて人前でレッスン提供。

頭が真っ白になる。

ドキドキが止まらない。

声が震える。大量の汗。

固まる顔。




週末が憂鬱になっていった。



ちょっと待て、ちょっと待て👐



何とかしなきゃ。



私がそんなんじゃ、来てくれる人も楽しめないやん。



そこで考えた。



まず、準備するのをやめた。



[肩凝りヨガ][腰痛防止の~]等

その日の構成通りにしようとするから、間違えないように・縮こまり・落ち込む。



だったら決めないでやってみよう。



全員の体をみてあげたいと思うから、スタジオレッスンは私の達成感に繋がらない。私はやっぱり少人数派が性に合ってる。



初めの1ヶ月で片手におさまる位の人数になっていた。上にとっては集客できないインストラクターでしたねー🙇



それから、インストラクターの型にはまらなくなった。



現職の理学療法士であることを公言した。



おひとりおひとりの名前を覚え(←これが苦手)、レッスン開始時その日の体調を聞く。

初めての方には個別に既往歴や現病歴を聞き、頭に留めた。



体調からテーマを決め、どうしてそうなるのかを説明し、



「じゃあ今日はここを攻めていきましょう!」とレッスン開始。



体動かしたいわ❗️って健常者が来る施設なので、私のクラスは全く増えはしなかった笑。



来るのは毎回同じ顔ぶれ。



何かしらの不調・病気を抱え、どこをどうしていけばよいのか迷っている方々。



慣れてきた頃聞いてみた。



「何で毎回来てくださるんですか?」



「安心だから」

「安心して1週間頑張れる」



レッスン終わった後残って相談される事も多くなった。



その後掃除して鍵かけて帰るから、帰りは夕方遅くになる。



充実感に満たされる帰路。



緊張を超える、何かが私の中に生まれたら、自分らしく生きられる。



私のヨガレッスンの[原点]です。




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