去年オープンした、下瀬美術館です。
今年度の「世界で最も美しい美術館」の候補にも選ばれたそうです。
壁が鏡(マジックミラー)になっていて、周りの風景が映り込んでいるのがとっても素敵(*^^*)
館内に入ってすぐのロビーがこちら。
広々した空間に、中心から伸びる大木のような柱と、枝を広げたような天井の意匠が圧巻です。
別角度からもパチリ。
ロビーは、受付とカフェ、ミュージアムショップを兼ねてました。
この大胆かつ美麗なデザインをされたのは、建築家「坂 茂(ばん しげる)」さんです✨
2015年3月のNEWSZEROで、翔くんが坂さんにインタビューしてましたね。
坂さんのデザインで有名な「紙管」。
紙は重ねるととても強度が増し、簡単に調達できて、しかも捨てるときは自然に還るというSDGsな素材です。
坂さんは、東日本大震災後のJR女川駅に、駅と温泉施設が一緒になった、女川町の復興シンボルになる素敵な駅舎を建設されました。
このZEROのインタビューの後も、翔くんはCasa BRUTUSで取材に行ってましたね✨
ミュージアムショップには、坂さんの書籍が並んでいました。
裁断された紙管も販売してる!
大小あって、シリアルナンバー入りですって。
え、ちょっとかわいいww
記念に買おうかなと思ったけど、家での用途を思い付かず…
(鍋敷きとか…?)←やめなさい
今日のところは保留しました💦
紙管を利用したごみ箱もありました。
わー、これいいなー✨
と思ったけど、よく見たらお値段にビックリ…
(11,000円)
庶民には衝動買いできる金額ではないな…💦
美術館内の椅子は、全部紙管で出来てました。
オシャレだし、座り心地も柔らかくて良かったです。
ロビーの外のテラス席もステキ💓
その先には、別棟のレストランもありました。
瀬戸内海に面したロケーションなので、眺めも最高です。
そして、この色とりどりのコンテナ。
実は、このコンテナも美術館の展示室です。
コンテナ同士は繋がっていて、回廊のようになっており、中は自動ドアや空調が効いていて快適です。
人工の池の上に建てられているので、まるで水の上に浮いているように見えて不思議。
手前には、日本画の屏風も飾られてました✨
(耐水性の模造品?)
建物の屋上が「望洋テラス」と言って、コンテナ群を上から見ることが出来ました。
瀬戸内海もすぐ目の前で綺麗✨
ちなみに、一番大きな島は宮島です
そういえば、坂さんは、コンテナを使った仮設住宅も造られていました。
コンテナを繋いで、美術館の展示スペースにするなんて…
常人は発想も及ばない、坂さん独自のアイディアですね✨
夜になるとライトアップされて、こんな幻想的な風景になるみたいです。
夜はもっと素敵だなぁ
(これは絵葉書です)
望洋テラスから、ロビーのある建物を見たところです。
鏡張りの壁が、周りの景色を映してて、四季折々の風景を楽しめそうです。
こちらは、庭園もすごく綺麗でした✨
エミール・ガレの庭と名付けられてました。
季節の花々がたくさん咲いていて…
蓮の浮かぶ池もありました。
遅咲きの薔薇がめっちゃいい香り
お庭越しのコンテナもパチリ
そして、こちらの美術館は、宿泊も出来るんです。
それぞれデザインが違う一棟ずつのコテージになっていて、全て坂さんデザインの建築です✨
この先のヴィラエリアは、宿泊者しか入れないので、外からの見学になりますが…
紙管で出来た「紙の家」のコテージもあるそうです✨
わー、泊まってみたい❗️
美術館のパンフレットに、全体図が載ってました。
本館の他に、コの字型になっているコンテナの様子がよく分かりますね。
そして、この時期に下瀬美術館を訪れた理由がもう一つ…。
今ちょうど、日本画家の加山又造さんの特別展が開催中なのです。
加山又造さんといえば、
京都天龍寺の天井画「雲龍図」を描かれたお方✨
SHOWチャンネルで、翔くん達が大人の修学旅行で訪れてましたね。
翔くんも感動していたあの龍の絵…✨
私も現地に見に行って、本当にすごい迫力でした。
翔くんゆかりの画家さん(←)
の特別展なら、ぜひ他の絵も見たい!
坂茂さん×加山又造さんのコラボとくれば、
私にとってはもはやアラシゴト、翔くんゴトですよーーっ
(めっちゃ薄〜いかもしれないけどww)
(*´∀`*)
加山又造さんをほとんど知らなかったのですが、あの雲龍図のように、威風堂々な画風かと思いきや、めちゃくちゃ繊細な桜の絵や、飼っている愛猫の絵を愛情たっぷりにたくさん描かれていたり、豪華な着物や渋い陶芸に絵付けをされていたり…
多芸多才で、文化勲章も受賞されている、実にもの凄いお方でした。
(不勉強ですみません😅)
加山又造さんの桜の絵が気に入ったので、ミュージアムショップで絵葉書を買いました。
拡大して分かるかどうか…
この細かい花弁の一つ一つ。
描いたものもあるけど、花びらの形にわざわざ型紙を作って、紙を同じ形に切り、桜色に染め、桜の花の形になるように1枚1枚貼っている部分もあるそうです。
(実物の絵の花弁の大きさは、ひとひらが5ミリくらいしかなくて、めちゃくちゃ細かかったです)
気の遠くなるような繊細な作業…❗️
だから、紙を貼った部分が浮き出て、あんなに立体的に見えるのね…!
あの雲龍図のような大胆な絵を描かれる一方で、こんな繊細な作品や、かわいい猫ちゃんの絵を描かれるなんて、
人間的に優しい、可愛らしい一面もあるお人だったのかなぁと想像しました
加山又造特別展も感激でしたが、
その他に常設展にも、翔くんゆかり(?)の画家さんの絵があって、2度感激でした
同じくSHOWチャンネルの大人の社会科見学で、翔くんが訪れていた迎賓館赤坂離宮✨
そこに飾られていた小磯良平さんの「音楽」という作品の、下絵になった「デッサン画」が、下瀬美術館にありました
(翔くんいわく「ロックな作品」)
デッサンなので、鉛筆とか木炭で描かれた、黒一色の絵なのですが、構図とかは迎賓館で見た絵と一緒!
わ〜、本物だぁ(←?)
天龍寺も、迎賓館赤坂離宮も、今年ロケ地巡りをしたばかり
こうして地元で再び翔くんとのゆかりある作品に巡り合うことが出来て嬉しかったです。
(*´꒳`*)
Casa BRUTUS、
NEWSZERO、
SHOWチャンネル。
翔くんが出会い、関わった人の作品が、3つも重なって
もはやアラシゴトと言っても過言ではない⁉️
(//∇//)💨ムフーッ♡
(that's自己満足ww)
大満足な気分で、カフェで一休み。
オリジナルのレアチーズケーキ(形がにゃんこ!🐾)とアイスコーヒーをいただきました。
美術館のカフェってどうしてこんなに美味しいんでしょう
ごちそうさまでした
美しい景色とアートに触れて、ゆったりと豊かな時間を過ごせました。
また紅葉や櫻の季節に、再訪問してみたいと思います。