毎月の事ですが5月もあっと言う間に

過ぎていきました。

雨漏りをしていたデッキも数日かけての工事が

完了し、その後の雨でも漏れておらず

ストレスの一つが無くなりました。

 

1冊目は今年1月初版作品

川野芽生の「Biue」

学生演劇部の中で起きる

性差別や性への違和感。繊細な心の動きが表現されている。

二次性徴抑制治療という言葉も初めて知った。

コロナ過での人の描写も絶妙。

 

2冊目は本屋大賞の常連

青山美智子の「リカバリー・カバヒコ」

4年連続本屋大賞入選作家7位作品

新築分譲マンション近くの公園にある古びたカバの遊具

カバヒコには自分の治したいところを触ると回復するという都市伝説が

住民はカバヒコに悩みを打ち明ける

皆の痛みに優しく寄り添うカバヒコ

 

3冊目は先月読んだ「古本食堂」で取り上げられている

原田ひ香の「母親からの小包はなぜこんなにダサいのか」

2021年9月初版

実家から届くそれぞれの荷物

様々な荷物の中にある思い・・・

そおっと皆さんが開封して下さい。

 

4冊目は同じく「古本食堂」で紹介された

守田智子の「本屋になりたい」

著者が自らの思いや生活を語る作品

東京の巨大書店から沖縄の小さな古本屋へ

島の本を買い取り、並べ、売る

島ならではの本の価値観が

店舗のある牧志公設市場建替え、新型コロナ感染

著者の激動の日々と決意がつづられている

 

5冊目は昨年2月に予約してようやく手元に

千早茜の長編戦国作品「しろがねの葉」

戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山

天才山師に拾われた少女の逞しく生きる生涯を描いている

 

6冊目は第1回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞

島本理生の「2020年の恋人たち」

主人公の母が事故死したことから残されたワインバーを継ぐことになる

仕事、恋愛、家族、人生を見つめ直し、32才の主人公が選んだものは

選ばなかったもの、手放したものとは?

個人的にはあまり好きではないかな??

 

7冊目は高瀬隼子の「水たまりで息をする」

ある日、主人公の夫がある日風呂に入らなくなる

やがて風呂に入らないため体臭もひどいものになり

職場でも問題となり退職することに

水道の水は嫌い、雨に身体を濡らす夫

主人公の郷里の川が気に入り水浴びのために通う夫のため

夫婦で移住する・・なんともスッキリしない結末??

 

6月からは1冊毎にアップしようかな

感想が新鮮な間に・・・