LPGAがインスタでこの写真をアップした。

「深々と一礼をする姿勢」「礼儀正しい」「礼に始まり礼に終わる」
渋野日向子プロの最終ホール終了後の姿勢をべた褒め。
 

FEGジュニアゴルフスクールを18年前に立ち上げた時に決めた事があります。
 

当たり前の事が当たり前に出来る子供たちを作りたい。
それは「挨拶」「感謝」「お礼」です。

うん?新庄剛志監督も同じような事を言ってましたね。

単純に学生の時は、一礼は厳しく指導されているのにプロゴルファーになった瞬間にこの一礼をしなくなるのは何故なのだろう?
こんな疑問をプロゴルファーにぶつけた事がありますが、
「恥ずかしいから」とか「ティーグランドに上がる前に一礼するからそれでいい」とかの解答でした。

だから、習い事の財布を管理している母ちゃんたちが、ゴルフを習って何を学べるか?
わからないから、ジュニアゴルファーが増えないのです。
そんな議論をしたものです。

私が印象に残っているのは、10年前ぐらいに伊藤園レディースで見た成田美寿々の一礼。
しかしこの行動を褒め称える解説者、アナウンサーは一人もいませんでした。


しかし、黄金世代、プラチナ世代と言われる女子プロたちは殆どしています。
この光景がテレビでも流れるようになりましたが、今日の今日まで、この挨拶、一礼を誉める人たちはメディアの中では見た事はありませんでした。

復活優勝を上げた渋野日向子プロをSNSで見た人たちが拡散してくれたおかげでこの当たり前の行動が評価されたのです。

試合ですから、勝った負けたを知らせるのは当たり前でしょうが、ゴルフ界の将来を考えるのであれば、ゴルフから何を学べるかを親御さんたち理解して貰わないと大きな発展は望めない。

この事を今一度考えて頂きたいです。