同じ映像化作品の中でも、こちらは賛否両論。仲村トオルや清水宏次郎のファンにとっては、彼らが出ているだけで見に行く価値があったのだろうけど、喜多嶋ファンにとってその出来は原作からは遠くかけ離れたものだった。
出演者を見れば分かる通り、いずれも当時旬だったタレントを揃えて、若年層の観客を取り込もうという意図だったのだろうと思う。仲村トオルと清水宏次郎というコンビからして、あの『ビーバップハイスクール』の流れの延長線上にある事は明らかだ。
この映画の監督は、光文社文庫の原作の解説を書いている。その中で「喜多嶋氏からどんな評価をされるかを思うと怖い」と言う意味の事を書いていたと思うが、短編集を1時間半ほどの映画にする事自体無理がある。
やっぱり、ビーバップが好きだった若い女の子向けの娯楽作品だった。



