耳格言10 ”便利がゆえの不平不満”

”あまりにもなにもなさすぎると 少しのことで満足できる
あまりにもなにもかもありすぎると 少しのことで不満になる”
久々の耳格言のコーナーです。
この言葉は今週勉強会で聞いたロシナンテスの川原医師の言葉です。
スーダンで医療活動をしている川原先生は、
衣食住を現地の方と共にしているようです。
インフラと呼ばれるものはまだ整備されておらず、
満点の星空のもと肩を寄せ合って、みなで食べる夕食

なにも物質的にはないなかでしみじみ
そこで感じる幸せと

なんでも手に入る日本でちょっと足りないことで
感じる不平や不満

経済的には本当に貧しい現地の人達が、川原の家族の日本のためにと
集めてくれた義援金は、本当にわずかだったそうですが、
なににも代え難かったこと

今回震災後1か月被災場で診療を続けて、避難所の
子供達が書いた絵には、今を生きて行く事へのメッセージなど

都会にいると自分たちで行動する事を忘れ
いつのまにか”弱く”なっていること、
私達が置いて来たものについて考えさせられました
