委員会が”立つ” | 自見庄三郎秘書ブログ

委員会が”立つ”

中学生の社会科で習ったとは、いいますが
やっぱり簡単に思える国会の仕組みも
知らないとわからないですね 叫び 叫び 叫び

永田町にいると耳にする、不思議な単語のひとつ、
それは”委員会が立つ”というフレーズです えっ耳

さてさて、今日は”委員会”についてお勉強 メモ

参議院、衆議院には大きく
本会議とその下に委員会と呼ばれるものがあります 学校

それぞれの”院”により委員会は少し違います。
”任意制と委員会制”

ぞれぞれの省庁に対応する形であるのが
常任委員会です。両院17委員会ずつあります。
常任委員会とは別に特別委員会というのもあります。

常任委員会は、
国土交通省なら国土交通委員会です。
外務省なら外交委員会です。

役所から提出された内閣法案や議員立法で提出された法律案は、
まず議院運営院会で振り分けられます。
法律に寄っては本会議で趣旨説明を求められたり、
またはそのまま委員会へ”依託”されたりして審議されます。

議院運営委員会は、それら法案を本会議や委員会に
振り分けると同時に全体の委員会同士のスケジュールも
決定する法律で定められた機関です。
重要法案は先に審議されるように委員会がはやく”立ったり”、
委員会内で早めに議論されたりします。
個々の各委員会のスケジュールはそれぞれの委員会の
理事会で決まります。

委員会そのものに関しては、
構成人数は25人、30人、40人、50人と様々です。
一人の議員は、おおよそ二つの委員会に所属できます。
委員会には理事、委員長、委員がいて、
各委員会の委員長は本会議で選挙で選出され、
理事の数は、国会議員の按分比例となっており、
理事メンバーはその中で互選されます。

以上が法律で決められている仕組みですが、
実際はこれだけではありません。

ここで登場するのが、国会対策委員会という
各政党にある組織です。
いわゆる”国対”です。

国対は各政党が作っている運営機関で、
特に法律では決められている機関ではありません。

国会運営に関しては政党としてここで力を発揮します。
実際には国対委員長が各委員の委員長を
選任したりして、それが本会議で決められる形を
とっているのです。

政党という切り口でみると、それぞれの政党は、
総裁、幹事長、国会対策委員長がいます。
国対委員長の下にそれぞれの政党が選出する
委員長がいるようなイメージになっています。

ここでお気づきかもしれませんが、
議院運営委員会と国会対策委員会は、
ひとつが法律で定められた組織、
もうひとつは特に法律では規定のない組織ですが、
役目も似た部分があるように、この二つの組織は表裏一体です。

そして、それがどうも”権力闘争”のひとつの
場所のようですね。

よく”委員会が立たない”とか”国対が機能しているのか”という
台詞は、議運や国対に向けられる言葉ですが、
このような仕組みの上ででてくる言葉でした シラー シラー シラー

国対が水面下でまとめるなどいろいろあるのでしょうが、
日々、議運が開らかれ、次の委員会が”立つ”日が決められる。
直前まで国会日程はわからない! 

これをひたすら繰り返すのです 叫び 

ふ~む、わかっているようで

やっぱり、難しいかな はてなマーク はてなマーク はてなマーク

~新米 おにぎり