もう、しばらく前の話です。




米国領Guamへの添乗でした。




基本業務として添乗に行く前には参加者の海外旅行保険の加入の有無を必ず確認します。


現地で何かあったときの対応が違うからです。


リストを見ていると、とある男性の保険未加入を発見しました。




前回にも述べたとおり、保険加入は任意なので、出発前に確認の連絡をしました。




じみー「海外旅行傷害保険には加入されませんか?」



男性客「たった数日間程度の旅行やから、入らんでも大丈夫やろ。かまん。かまん。」



じみー「本当にいいんですか?何かあったときのために入っておいたほうが・・・・」



男性客「えい、えい、大丈夫よえ」



じみー「そうですか。わかりました、気が変わったらお知らせください」




ということで、その男性は未加入のままGuamへと向かいました。


Guamでは到着して、観光プランやフリータイムに分かれたりします。

現地で委託された旅行会社がハンドリングを行うので、この場合の添乗員の仕事は、主に観光に付き添ったり、オプショナルツアーの取りまとめとするだけで、基本添乗員の仕事としてはあまりありません。


男性はフリータイムに参加の為、何もなければ帰国日まで会うことがなかったのです。






そして・・2日目の夜、事件は起こりました。



夜、私はOPツアー参加のお客さんとホテルに戻って別れ、シャワーを浴びて寝ようかな~部屋に入ったところ、電話のメッセージランプが点滅していました。

フロントへ電話したところ、現地旅行社が至急連絡をほしいとの伝言でした。

おりかえして旅行社に連絡をいれます。




旅行社「Yes?」




じみー「Hi, This is Jimmy. Tour Escort of XXXXTravel from Japan, Is there・・・」




旅行社「ああ、じみーさん、日本語でいいです。ツアーご参加の修二さん(仮名)が、腹痛を訴え下血をしたと連絡が入ったので、当社の方でカバーして病院までお連れしました。」




じみー「えっ、( ̄□ ̄;)!!   それでどんな状態ですか?」




旅行社Gastric ulcer(胃潰瘍)のようですね、出血があったので、病院到着後、即、緊急手術を行っています。終われば集中治療室に移る見込みです。」




じみー「容態はひどいのですか?」




旅行社「今のところ命には別状なく意識もあるので大丈夫だと思いますが、医師の判断にもよるので・・」




じみー「それで家族は?」




旅行社「奥さんが付き添っているようですが、言葉の問題もあるので通訳を派遣して対応にあたっています。



ただ・・この方旅行保険に入ってないようなんですが・・・・



グアムの治療費って相当高いんですよ。そっちの心配もした方がいいかもしれませんね。」



じみー「分かりました、私も早速病院に向かいます」



ガチャ








あーあやっちまったい(´□`。)







4日間の旅行なので、ひょっとするとこのまま帰国できずに入院になるかもしれない・・・。




GuamGastric ulcer」になるとは、何という悲劇・・・・・




そしてすぐにタクシーを呼び、Tumon Street の楽しく賑やかな町並みを横目にしながら、Guam Memorial Hosptal(グアム記念病院)へと一人向かったのでした。






つづく。






・・・のですが、明日から2日間・添乗のためいなくなります。


戻ってきたら更新をするのでしばしお待ちを・・・(/_;)/~~



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