メリノってご存知ですか?
そうです。羊の種類です。
ニュージーランドが豊富なストックを誇る羊毛の元です。
実は私は羊が苦手です。はい。
てかラム肉なんか大っ嫌いです。
モンゴルに添乗に行って以来一切食べられなくなりました。もう10年以上前の話ですが。
少し話をNZから離れます。
7泊8日のツアーに添乗したのですが、当時のモンゴルは全ての産業で需要供給のバランスが発展途上で、椎名誠のエッセイや大相撲にモンゴル人力士が台頭してきたことで、一種のモンゴルブームになって日本人旅行者が増えてきていました。
でもって、現地で提供される食事といえば、EVERYDAY 羊・羊・羊・羊・羊!!
しかも臭い。(><;)
途上中の国柄なのか、臭みを消す料理法を駆使することなく、「これがわしらの食べ方ぞね」的サーブによりでてくるラム肉を、最初のうちこそ「うまい」「うまい」「これがモンゴルぞね」とか言いながら食べていたメンバーも、最終日前日には一切口つけることができませんでした。
旅行中の殆どをゲル(モンゴル式遊牧民テント)で過ごしていたため、野菜も少なく、赤カブとか中国から輸入されたであろう貧弱な種類しかなく、まあこれは仕方がなかったのですが、
現地ガイドの女の子がその辺の草を引きちぎっていたので
「・・何してるの?」
「この草食べられるから今晩のおかずにするの」
「・・・・・・そうながや」
って感じでその辺の草原の草を炒って食べたりしました。味は勿論ノーコメント。
ゲル住まいだったのでバスタブはもちろんシャワーすら浴びずに何日も過ごしたので、ウランバートルのホテルに戻ってシャワーを浴びようとしたら、停電で水しか出ず、それでもえいわっと冷たいシャワー浴びた後、体調が悪くなり39度の発熱がでてきました。
頭痛と悪寒に吐き気の三重奏に伴奏するかのごとくラム肉の匂いに完全に打ちのめされました。
しかもウランバートル近郊でコレラが発生したので空港が閉鎖されるかもしれないという情報が錯綜し、
「ひょっとして、この体調の悪さは・・・まさか」(((( ;°Д°))))
と冷や汗をかきながら、ヨレヨレで帰国しました。
出発時85kgあった体重が帰国後には77kgになっていました。実話です。
ほぼ1日1kg減のペースですね。
体調は関西空港に着いた途端あっさり治りましたが、今でもラム肉は食べられません。
あの有名な北海道・滝川の松尾ジンギスカンですら食べる気がおこりません。
そんなこんなで羊がダメになった私は、イスラム圏に行くことが食事の面でかなりハンデを負う体質になってしまい現在に至ります。
長い余談になりました。
話はニュージーランドに戻ります。
さて、なぜに表題が「VIVA!メリノ」か。
遅くなって眠いので、また改めて