前回行ったニュージーランドの最高峰Mt.クックです。



IMGP0416


行ったっていっても登ってはいません。てか無理です。。


日本の富士山と同じくらいの高さですが、南緯が高く、氷河に覆われており富士山のように気軽に登ることができません。クレバスが走りデブリ帯も多いため、一瞬の油断が命取りになる難易度の高い山です。


今回ミルフォードで現地のガイドをしてくれたMr.レイザーJTは2007年に単独登頂を成し遂げた強者です。

この仕事をしていると世界中のいろんな方と出会うのがやっぱり財産だなーと思ったりします。



12/1に山が一望できる国立公園内のホテルで1泊でした。

雲が発生しやすく、なかなか見ることができないといわれているのですが、私はここに来るたびに100%山頂を見ることができているという記録を更新することができました(°∀°)b 。



知ってる方もいるかもしれないけれど、実は帰国したとき、マウント・クックで遭難していた日本人山岳ガイドが死んだとの報道がありました。

日本人クライマーの一人が、もう一人の仲間と6日間頂上近くで動けなくなったあと、救出ヘリが到着するほんの数時間前に死亡したという悲しい出来事・・。
49歳の山岳ガイドは12月5日早朝、標高3754m地点で死亡、一方彼の51歳の彼の友人は数時間後にマウント・クックの頂上から救助されたそうです。マイナス20度の寒さに耐え、顔、鼻と耳の凍傷以外は、極めて良好な状態だったそうでヘリが来たときにヘリまで歩くことができたらしいです。
亡くなったクライマーは、世界中からクライマーを集めるマウント・クックでは、69番目、日本人としては7番目の死者となりました。



のんきにキレイだなーと感慨にふけって眺めていたその瞬間も、山頂部では命を懸けたとんでもない状態になっていたということを知ってちょっと切なくなりました。


少しの間NZネタで引っ張ります。。