突然の自分の音楽遍歴ですが、中学時代から洋楽を聴き続けて来ましたが、その洋楽を聴き始めるきっかけは、小学時代に毎週観ていた『ステージ101』という番組の影響が今思えば、一番でした。

この番組は、1970(昭和45)年1月から1974年3月まで、総合テレビで放送された大型音楽バラエティー番組。

歌やダンスはもちろん、楽器もこなす精鋭メンバー「ヤング101」の若者たちおよそ40名(スタート時36名、最終回44名)を中心に、国内外の名曲や番組オリジナルの歌を紹介した。そのメンバーには、のちに『木綿のハンカチーフ』で大ヒットした太田裕さんや歌のお兄さんで有名になった田中星児さんもおりました。

「涙をこえて」「怪獣のバラード」「若い旅」など、この番組から生まれたヒット曲も少なくありませんでした。

特に小学生だった私は、『涙をこえて』がお気に入りでNHKでその楽譜を貰い、毎日歌っておりました。

更に当時は、空前の洋楽ブームで、このステージでもS&G(サイモンとガーファンクル)の”明日に架ける橋” ”サウンド・オブ・サイレンス” ”コンドルは飛んで行く” ポール・サイモンの”母と子の絆” ビートルズの”レット・イット・ビー” ”ヘイ・ジュード” ”カム・ツゲザー” アルバート・ハモンド”カルフォルニアの青い空” ギルバート・オサリバンの”アローン・アゲイン” ”クレアー”カーペンターズ等々を英語、日本語訳で凄い歌唱力で放映され、洋楽の世界に引き込めれました。そして今も鮮明に覚えておりますが、小学時代、同級生の家に遊びに行くと、そのお兄さんの部屋から、ビートが響いたビートルズの楽曲がステレオをLPをかけていて音が漏れて流れているのを聴いて、自分の今まで聴いていた音楽と違う迫力に、カルチャーショックを覚えました。

小学校高学年になると、ラジオ英語講座を聴きたいと言う口実で、トランジスタラジオを買って貰い、英語講座は聴かずに、深夜放送で止めどなく流れる当時流行の洋楽を貪って聴きました。中学生になると毎日曜日、夜に洋楽の最新ベスト20のラジオ番組で流した、その順位を、単語帳に記録し、次の日に学校へそれを持って行きました。そのころは日本全国、空前の洋楽ブーム。うちのクラスの8割の生徒が洋楽ファンでした。一年生の時に、クラスに教育実習に来たH先生、実習最後の日に私は先生にサインを求めたところ、なんと先生は”Bridge over Troubled Water”と書かれました。これはサイモンとガーファンクルの『明日に架ける橋』の原題なのです。その事例からでも、いかにこの時代、洋楽が凄かったかお分かり頂けると思います

 

ヤング101復活コンサート2003 - YouTube

 

ステージ101 1970~1974放送 - YouTube

 

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