夏休み目前にして
「学校に行きたくない…」
と登校拒否の傾向が見られたジン。
担任の先生に相談をさせていただき
半日登校で何とか乗り切り夏休みを迎え
夏休みの三者面談でしっかりお話をし
夏休み明けの登校は比較的スムーズでした。

終わっていない宿題については
放課後居残りで行ったそうですが
それでも課題が一部未提出という…

クラスはなんとか大丈夫で一安心なのですが
実は夏休み前から部活参加拒否が
ひどいジンです。

友だちが先輩に注意(指導)を受け
泣いていた様子をジンが目撃し
今度は目撃したジンに対し先輩が
「先生に言うなよ‼︎ 誰にも言うなよ‼︎」
と口止めしたらしく、その恐怖感と
今度は自分が泣かされるかも?」
という不安感に襲われたジン。

それをきっかけに
「俺は上手くないから怒られる…」
「今度は俺が泣かされる番だ…」
と不安な気持ちがどんどん膨らんで
部活の日は朝から体調不良に…

頑張って部活へ行っても
午前中だけで早退することが多々。
(文化系の部活なので基本1日練習です。)
しまいには行けなくなりました。

何も事情を知らない先生からは
「体調管理をしっかりするように。」
と注意を受けたり
早退をする際には確認の連絡が
私のところに入るようになりました。

夏休み明けもなかなか練習に参加できず
土日練の際には朝からトイレにこもる状態。

このままではダメだと判断した私は
「ジン、逃げるのは簡単だよ。行けない理由を先生にきちんと話さないとダメ。先輩に口止めされたってことは、先輩は自分のやってることが悪いと分かってるってことだよね。だったらそれは先輩が間違っているのだから、先生に話すべきことだと思うよ。大会前で先輩はピリピリしてて、それで強く言ったのかもしれないけれど、でも限度問題だし、大会前で大変な時期なのは分かるけれど、先輩がそんなことをやっているようじゃどんなに頑張っても大会で良い結果なんて出ないから。だから今すぐにジンの言葉で先生に伝えなさい。それで先輩が何か言ってきたときは、フォローはママがするから。とにかくジンが先生に直接話しなさい。」
とジンに言いました。

最初は嫌だと泣いていたジンでしたが
私が全フォローすると約束し
顧問の先生に電話で
お話することができました。

先生はジンの話をきちんと聞いてくれて
まずはジンの同級生に事実確認をし
必要であれば先輩とも話すこと
そしてジンの不安な気持ちが和らぐよう
先生が見守ってくださると
約束してくれました。

ジンは先生の言葉に少し安心した様子でした。
そして連休明けの部活には参加することを
先生と約束しました。

私も先生とお話をしましたが
先生はジンの繊細さを理解して下さり
ジンが安心して部活に参加できるように
見守っていきたいと思うと仰っていました。

先輩が後輩に対して必要以上に強く指導する
というのは中学生部活あるあるだと思います。
まして大会前ともなると
運動部ほど大会の多くない文化部は
結果を出したいがために
異様なほどピリピリするのです。
これは私自身が文化部だったので
よく分かります。

私も中学生のときに
部活内で吊るし上げられたことがあります。
全部員の前で立たされて
先輩からの口撃を受けるという
理不尽極まりない指導。
しかも私は無関係だったのに
勘違いされての吊るし上げ。
訳も分からないまま泣くまで行われ
その日はそのまま帰宅した記憶…

けどそのまま黙っていないのが私。
先輩が引退の日に渡したメッセージテープに
「あのときですが、言っていたのは私ではなく◯◯です。」
「すみませ〜ん‼︎ 実は言ったの私(◯◯)なんです。すみませんでしたぁ‼︎」
と友だちと吹き込みました。
まぁ、その後は廊下で先輩に会っても
見事にスルー(無視)されましたが
そんなの知ったこっちゃなかったですね。

と、私のようにジンにも強さがあれば
こんな問題にはならないのですけど…

それをジンに求めるのも酷なので
私はもしものときは全フォローすることに。

中学の先輩後輩の力関係は
今思えばホント笑い話ですね。

たかだか1・2歳しか離れてないのに
何であんなに先輩ヅラするのだか…

私はそういうのが当時からバカらしくて
後輩とは和気あいあいとやってましたね。
それでもきちんと結果は出せました。
厳しくするだけが能じゃないのです。

とはいえ、もちろんメリハリは大事なので
指導すべきときはきちんと指導しましたし
まずは自分がお手本となりました。

上下関係も大事だけれど
先輩ヅラするのは無意味‼︎
そんなんじゃ、下はついてこないよ。

ジンにも話しました。
「自分が先輩にされて嫌だったことは、後輩にはしたらダメなんだよ。みんなの頑張るって気持ちがひとつにならないと良い結果は出ないのだからね。」
と…

わかってくれるかなぁ。

兎にも角にも、ジンが安心して
部活に参加できますように。