19日に海へ行った。
低気圧の通過に伴って南風が吹く予報。
ややストーミーでも出来なくはないだろうと思い"とりあえず行ってみよう“と。
結果は...

早朝、到着とともに波チェックをしにいった後輩君の残念そうな後ろ姿。
そう、フラットだったんですね。

でもオンショアである南風は強く吹いてる。
確実に波はあがってくるのでダイジョーブ。

雨も降ったりやんだり...
"少し寝て待ってよう"と言ってるのにそわそわと落ち着かない後輩君。
波打ち際になにやら打ち上げられているのを発見。
ウミガメの死骸でした。

死後かなり経ってて腐敗していたのでアップ写真は撮らなかった。
この時期産卵にやってくるカメは、チカラ尽きて死んじゃうこともあります。
この写真は去年の今頃、別の場所で出会ったウミガメ。

カメは産卵に来ると、夜の暗いうちに上陸して産卵に適した場所を見つけ、
朝までに卵を産み終わって海に帰っていくんだそうです。
でもコイツは、明るくなってもいい場所を見つけることが出来ず
浜辺をさんざん這いずり回ったあげく、つかれはててじーっとしたまんま。
明るくなってしまったり、人に見られてしまうと、
カメは産卵するのをやめてしまうんです。
本能で大事な卵を守ろうとしているんですね。
でもそうなると、また重たいおなかのまま、海へと帰らないといけなくなる。

あまりにも動かず、"死んじゃった?”と思い、声をかけてみたけど動かない。
このままだと干からびそうなのでお尻を押してみた。
お、重いっ!! 100kgはありそうな感じ。
すると嫌そうにゆっくり動きだした。
でも疲れてまた止まってしまう。
また押して... 何度か繰り返すうちに波打ち際まで移動できた。
すると大きな波が来て、カメは引き波にさらわれて行った。
ほっと安心したんだけど次の瞬間、岩にぶちあたって"ゴン"と鈍い音がした。
"カメなのに泳げないのかよ..."と苦笑いしたけど
それくらい疲れてたんだろーね、きっと。

ビーチにゴミなんかが一杯だと
こーいう自然界に生きる者たちはホントに迷惑なんやろな。
もともとはそこに暮らしている生き物たちのテリトリー。
それを人間の勝手で砂浜を埋め立てたり形を変えたり...
自然に手を加えるってホントに馬鹿げてる。
もっと自然に敬意を払って、いろんな生き物がそこに住んでるって、
人もその一部なんだってことを意識して行動しなければ。
そんなことを考え、思い出していたら、満潮だった潮も引いてきて
少しずつウネリが姿を現してきた。
それから2時間ほど仮眠して、
結局そわそわと寝れずにいた後輩君に "もう我慢できないっす" と起こされた。

雨も風も最高潮になってたけど何とか出来るくらいになってきた。
"これぞ風波"って感じだったけどお昼までの3時間楽しんだ。

あまりいいのは乗れなかったけど、ま、できたからいいかー。
って、こればっかりやな。
しばらくは低気圧の通過に伴う波のときは来るのやめようかな.....