
12月16日は僕にとって衝撃でそして新鮮で考えさせられる体験をしてきた。
2012TOYOTAプレゼンツクラブワールドカップ
3位決定戦は北中米カリブ王者モンテレイ対アフリカ王者アルアハリ。
決勝は南米王者コリンチャンス対欧州王者チェルシー。
折しも衆院選投票日・・・。笹子トンネル事故の影響で国道20号が渋滞も予想されるので早めの朝7時に自宅を出る。そのまま投票所で投票を済ませ、甲斐市、甲府市と仲間をピックアップして国道20号を一路大月へ。
日曜の早朝、上り線ということもあるのか渋滞は皆無で順調に大月ICへ、下り線も渋滞は無かったので時間によるのかあるいは曜日か?
ともあれその後の中央道も渋滞なく東京の仲間をピックアップし一路横浜は山下公園へ、山下公園の駐車場に車を停め中華街で昼食、久しぶりの中華街だが相変わらずの人出だ、バイキングの店が増えたことが違いか?
どの店も待ち時間が1時間以上・・・。何軒か巡ってちょうどフロアを開けた店にぶつかり待ち時間なく食事にありつけた。
中華バイキングをお腹いっぱい堪能して決戦の地横浜国際競技場(日産スタジアム)へ向かう。途中渋滞に嵌るも何とか新横浜駅の駐車場に車を停め。スタジアムへ徒歩で向かう。
この日横浜はコリンチャンスのホームタウンだった。
中華街でも両チームサポと遭遇したがどこかアウェイ感があり大人しいチェルシーサポに対し。明るくフレンドリーなコリンチャンスサポ・・・。話しかけに気さくに答えてくれたのもコリンチャンスサポ。スタジアムに向かっていてもいたるところからコリンチャンスのチャントが聞こえ、露天でグッズ(オフィシャルじゃないかもね)が売られている、ノリで「コリンチャ~ンス」と雄叫びを上げるといたるところから「コリンチャ~ンス」と返ってくる、そしてハイタッチ。
スタジアムに向かうその道すがらはさながらコリンチャンスのホームタウンの様相だった・・・。
チェルシーサポーターはどうした?紳士の国だから大人しくしているのか?
横浜国際競技場はコリンチャンスホームゲーム
スタジアムに到着。我々のチケットは決勝、3位決定戦共に見ることができる。席は2階席チェルシーサイドゴール裏・・・。席に着いたときはすでに3決は始まっていてモンテレイが1点リード。
ところがスタジアム内では既にコリンチャンスのチャントが歌われ座席もコリンチャンスと一部のチェルシーサポが陣取っている。
チェルシー側の座席だが半分以上がコリンチャンスサポで占められている。特にチェルシーでもコリンチャンスでもなく中立でサッカー、それも世界レベルのサッカーとそれの応援合戦を楽しみにしていたが・・・。ここまではコリンチャンスの勝ちだ。
モンテレイペースの試合展開だし・・・。ということで少し競技場を散策して見ることに・・・。
コンコースもほぼコリンチャンスサポで占められいたるところでコリンチャンスのチャントが聞こえる。売店、トイレも長蛇の列。
一応売店でコリンチャンスとチェルシーのコラボタオルマフラーを買った。それが最後の在庫だった。そして別の売店で出場全チームのエンブレムが入ったタオルをこれも最後の展示品をゲット。本当は買うつもりなかったんだけど結構寒かったので防寒として購入した。
一旦座席に戻り3決を見る。モンテレイが2点目を決めそのまま試合終了。
決勝開始までもう一度スタジアムを歩く。風が冷たく寒い!!豚汁を人数分買って(仲間が買ったんだけどね)それを待っていると首に巻いたタオマフを見て「チェルシージャナイヨーコリンチャンスダヨ」と声をかけてくる2組のブラジル人。ひっくり返して「コリンチャーンス!!」って腕を上げると「コリンチャーンス」と親指立ててハイタッチ、そして記念撮影。
遠くではコリンチャンスサポーターの決起集会だろうかチャントの大合唱が始まっていた。

文化としてサッカーが根付いているから強力なサポーターの後押が勝利を呼び込む。
試合結果はコリンチャンスが1点を守り世界一になった。コリンチャンスサポも狂喜乱舞していた。
南米スタイルと言われる応援スタイルはJリーグのサポも取り入れているお馴染みのスタイルだ。そのため違和感なく馴染めるしノれる。
Jとの違いは自発的応援だけど自然に同じチャントを歌うそれが一体感となり選手を後押しする。コリンチャンスの1点は間違いなくサポーターの後押で決めた。
7万人強入るスタジアムに6万人強の入場。おそらくコリンチャンスサポは4万くらいいたかチェルシーが1万、残りが僕らみたいなどっちでも派だろう。その4万が一斉にチャントを歌う。その迫力は生で見たものでないとわからないだろう。

日本はJは独自のササッカー文化を発展させそれを根付かせる事で世界レベルを目指す。
まだまだ日本ではサッカーが文化にはなっていない、スポーツの一部でしかない、でも今回の試合を見て。コリンチャンスサポのように車を売り仕事を辞めて日本来て応援するそして「車や家なんてまた買えばいい、仕事なんてまた見つければいい」なんてさらっとは言えないし。それでは困る。
南米ではスポーツ=サッカーではなくサッカーという独立したジャンルというかカテゴリーがあるんだと思う。子供から大人、アマチュアからセレソン(ブラジル代表の愛称)までサッカーが生活に染み込んでいてサッカーが当たり前、そして贔屓のチームを応援するこにすべてを捧げる。大げさでなく人生をかけている。
日本では流石にそれは無理だ、だから独自の路線で文化として根付かせていけば良いと思う。そして応援もジャパンスタイルを作る。そして行けば確実に世界レベルになるだろう。
来季はヴァンフォーレ甲府もここ日産スタジアムで試合をする。流石に6万人
は無理でもできるだけ多くの甲府サポで埋めて選手を後押したい。
そしていつの日かヴァンフォーレ甲府がクラブワールドカップを戦いそれを応援できることを夢見て・・・。


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