笹子トンネル事故と高速道路 | 復活!!jimjimのだっちもねぇ話

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それは数年前の事、一部の人に人気だったブログがあった。突然閉鎖したそのブログが今復活する・・・のか!?

 笹子トンネル事故は9名の犠牲者を出す惨事となった。犠牲となられた9名の皆様のご冥福をお祈りするとともに間一髪難を逃れた方及び命からがら脱出された2名の方にはお見舞い申し上げます。また救助に当たった消防、警察、レッカー、NEXCO職員の皆様には厳しい環境ものもとの活動ご苦労様でした。結果的に犠牲者が出てしまったことは無念だったでしょう。


 さて、この事故を受け全国の同形式のトンネルでは点検が始まった。そもそも今まで笹子トンネルに置いて打音検査が行われていなかったことに驚いている。トンネルとは閉鎖空間であるその空間の安全性を目視だけの点検で済ませていたことに驚いている。
 二度と同じことを繰り返さないよう関係各所にはお願いしたい。
 
 笹子トンネルは本当によく使う。東京方面に行く時は必ずだ。勝沼ICを過ぎ緩やかな上りを加速させて最初に突入する長いトンネルが笹子。そこで起きた惨事・・・。今まで何事もなく通過していたのは偶然だったのだろうか・・・。

  高速道路は便利な存在だ。僕の場合仕事はもちろんプライベートでも長距離運転をする。その場合必ず高速道路を利用する、だから高速道路整備に関してはある程度国主導でやってもらいたいという思いもある。
 自民党政権時道路特定財源が一般財源化された、実はその時も訴えたのだが色々な予算に使える一般財源化することで道路に回される予算が削減され整備が遅れることが怖いという趣旨を訴えた所「これ以上道路を作るのか?」と非難を浴びた、この時も説明したがここで言う整備とはメンテナンスのことである。新たな道路はいらないにしても既存道路の保守は必要なのだ。一般財源化することでその費用が削られることは目に見えていた。
 そして民主政権となり事業仕分けの名のもと、ド素人によりなんでもかんでも廃止となった。しかしこれも所詮パフォーマンスでしかなく名前を変えて予算が復活していた。しかし到底すべてをまかなえるはずもなく。とにかく新規道路建設ありきの国そしてその通りに動くNEXCOにより少ない予算は道路建設に回されている。
 これを教訓に今一度道路特定財源を復活させ保守費用に特化させる事も良いだろう。
 新規建設よりも依存道路の安全を優先させることが大事だ。

 笹子トンネル事故関連を検索していて色々なブログにたどり着いた、いくつかのブログでは早速この事故は事故ではなく人災だ、と意見しているものもある。僕はこの人災説には違和感を覚える。確かに点検の不備等はあるにしてもこの事故を人災とするなら救助に携わった全ての人も犯人となる気がするからだ。
 もっと言うなら交通事故も事故でなく人災となる。
 笹子トンネル天井崩落事故は事故であって人災ではない。
 今第一にやるべきことは犯人探しではない。まずは安全を確保することだ。