5日(月)水沢11R【M2】東京スポーツ新聞社杯第21回トウケイニセイ記念(オープン ダート1600m 1着賞金300万円 10頭立て 発走予定時間15時50分)
HORSE&HOPE 駆け抜けたその先に。2022岩手競馬
<見解>
伝説の怪物が駆け抜けた、夢跡の1マイル。真冬のマイル王決定戦はトウケイニセイ記念。メンバーは個性派揃い!重賞にあと一歩な馬、スプリントの鬼、復活を賭けた3歳の素質馬等、バラエティー豊かな面々が参戦、気持ちは大いに高まる。ポイントは、マイルと水沢コースの実績比較。久々の水沢開催での重賞、やや波乱の展開もありそうだ。
◎グランコージー
出っ歯と加速がつくスピードが身上。今年春に南関東から古巣へ戻り、復帰初戦のシアンモア記念ではヴァケーションに0.1秒差2着と逃げ粘り、前走晩秋特別で逃げ切りと、まだまだ健在。この馬中心に・・・。
○ヴォウジラール
今年9月にJRA3勝クラスから転入。当初は状態が戻っていなかったが、だんだん調子が上がって来た。前2戦は晩秋特別、北上川大賞典を各2着と力のあるところを見せ、そろそろタイトル獲りか?逆転まで。
▲セイヴァイリアント
今年夏に南関東A2級から岩手入り。オープン特別中心ながら、安定した成績は魅力。初重賞参戦となった青藍賞では相手がゴールデンヒーラーなだけに0.7秒差4着は立派。大物不在なだけにここはチャンス到来。
△リリーモントルー
顔をなかなか出さなかった重賞に今シーズン初登場。オープン特別に絞って使い続け、常に勝ち負けと骨っぽいところは有力馬にとって脅威。大崩れしないのは強みであり、重賞実績乏しくても軽視は禁物だろう。
△クロールキック
今年の岩手3歳の主役と目された逸材。昨年は南部駒賞2着、寒菊賞優勝。今年春はスプリングカップ優勝と実績十分。休養明け、約8ヶ月ぶりの実戦が気になるが、今回は見せ場あれば及第点。まずは無事に・・・
■自信度:C(※A~Zの段階)
■推定ペース:M~H
■推定タイム:1.40.前半~1.44.半ば
<レース紹介:トウケイニセイ記念>
2000年に創設された重賞競走。43戦39勝2着3回3着1回の成績を残した伝説の名馬トウケイニセイの功績を称え、当時1.39.5のレコードを刻んだ水沢1600mで施行。岩手競馬冬のマイル王決定戦であるが、年によっては桐花賞よりも豪華メンバーになる事もある。レース名のトウケイニセイは既に旅立ち、馬主の小野寺喜久男氏も後を追うようにこの世を去った。ちなみに、僕が唯一リスペクトする馬である。