大変ショッキングなニュースが飛び込んで来た。
震災復興の象徴として、2014年に運行を開始した
SL銀河
(※画像は全てyahoo!画像より)
が、2023年春をもって運行を終了すると、JR東日本から発表された。
それはダメだよ~!!運行終了は断固反対!!
これが僕の率直な思いだね・・・(なみだ)。
JRによると、客車の老朽化を理由に挙げているが、それだけでは無い筈。コストや採算性にシビアな会社だから、本性を遂に出して来たんだろうな・・・いつまでも震災復興を旗印には出来ないと言うことか?
客車が老朽化しているならば、幾らでも資金は捻出出来るのだから新造すればいい。だけど、それをやらない・・・東北の震災復興や観光振興よりも、力を入れたいのは首都圏なのがホンネ、これが答えだと思われても仕方の無い話だよ(怒)。
JR西日本はJR山口線で40年以上前にSLを復活させ、休止期間を挟みながら今も続けている。大井川鉄道だって、ずっとSLを走らせて、今や目玉になっているじゃない。これ等とJR東日本の温度差をどうしても感じてしまうのよね・・・(苦笑)。
SL銀河を無くしてはいけない理由は、歴史的背景と復活物語が他路線と大きく違うから。。。前者は、このポスターをよ~く見て頂きたい。
これは実際にあるJR釜石線の宮守川橋梁だけど、少しデフォルメされているが、ほぼこういう景色になっている。カンのいい方はお分かりだろうが、ここは・・・
銀河鉄道999発祥の地!!
元々は宮沢賢治さんの銀河鉄道の夜の舞台になっているところで、賢治ファンの松本零士先生が影響を受け、これをモチーフに作ったのが、歴史に残る名漫画である銀河鉄道999。由緒ある地で走るSL銀河を止めるなんてとんでもない話なの!!
後者は、SL銀河を牽引する機関車に理由がある。この機関車は・・・
C58239
と言うんだけど、1940年にデビューし、1972年に引退、余生を過ごすため1973年から盛岡にある岩手県営運動公園へやって来て、静態保存されていたもので、僕が高校生の時に学校の行事で公園内にある陸上競技場へ来たことがあり、確かにC58がいたのを覚えている。
40年も静態保存されていたSLを、大宮総合車両センターで動態復元工事を行い、運行を復活させると聞いた時、真面目にビックリした!あの時公園で見たSLが現役に復帰する!?そんなアホな・・・マジだったんだね。JRの本気を感じたよなあ。。。
こういう復活物語って殆ど聞いた事が無い。地元紙の岩手日報でも報じられ、地元の期待の大きさが窺える。
どうだろう?凄く勿体無いと思ふ。岩手だけでなく、東北全体でのイベント運行も期待していたし、イベント列車の核としてSL銀河の役割はまだまだ必要。そもそも、復活させたC58をどうするつもりなの?JRは・・・
ちょっと何を言っているのか、よく分からない!!
僕は大いに異議があるし、運行終了=廃止には反対だ。
せめて、運行終了ではなく、運行休止にしてもらえないかな??