27日(水)川崎11R【JpnⅠ】農林水産大臣賞典第70回川崎記念(オープン ダート2100m 1着賞金6000万円 10頭立て 発走予定時間16時10分)
<見解>
ダートグレード競走では今年初のJpnⅠ(GⅠ)レースとなった、伝統を積み重ねて70回目の川崎記念。今年はJRA5頭、愛知1頭、迎え撃つ地元・南関東勢4頭が参戦して来たが、東京大賞典1・2着馬の再戦で、今度は小回りでどうかが注目される。その小回りコースで幾分波乱の可能性もあり、コース適性が勝負のカギとなりそうだ。
◎カジノフォンテン
地方競馬の期待を一身に背負う。3歳時は南関東クラシック路線に顔を連ねてはいたが、初重賞勝ちは昨年の京成盃グランドマイラーズとやや遅咲き。持ち味のシブとさで東京大賞典2着馬が昇華する。
○オメガパヒューム(JRA)
東京大賞典3連覇の偉業がキラリと光る。大井は7戦し、ここ3戦ずっと大井はJRA所属馬にしては異色のタイプ。今回川崎コースは初登場、器用なタイプで馴染めるのは時間の問題、当然逆転の目も・・・。
▲ロードブレス(JRA)
常に堅実な走りでオープンに出世して来た叩き上げ。前々走日本テレビ盃で初の重賞勝ち、前走浦和記念ではダノンファラオと同タイム2着と大いに躍進、ここに来て油断が出来なくなり、怖い存在。
△タービランス
豊富なキャリアで一矢報いるのでは?そんな期待が持てる馬。人気薄なら食指が動く、南関東の骨っぽいベテラン。ここはマークしておきたい。
■自信度:E(※A~Zの段階)
■推定のペース:M
■推定タイム:2.14.前半~2.18後半
<レース紹介:川崎記念>
1951年に創設された重賞競走。当初は開設記念、1979年より現レース名に変更された。幾度の距離変更を経て、1999年より2100mで施行されている。1990年より地方全国交流競走、1996年よりJRA所属馬にも開放され、1998年にGⅠ(現・JpnⅠ)競走に格付けされ、時期的にドバイワールドカップ出走馬の壮行レースとして存在価値を確立している。