27日(日)佐賀6R【重賞】日刊スポーツ杯第36回中島記念(オープン・ファン選抜 ダート1800m 1着賞金500万円 12頭立て 発走予定時間18時00分)
<見解>
九州・さがけいばの年末を飾る恒例レースは、佐賀版有馬記念の中島記念。今年の佐賀競馬を彩った一線級達、フルゲート12頭が揃った。チェックしておきたいのは、九州大賞典やオープン特別の上位馬の力比較。ただ、新興勢力の台頭が見られず、既存のメンバー中心のレースになりそうだ。
◎グレイトパール
JRA時代に平安ステークス、アンタレスステークスを制した実力馬も既に7歳。佐賀移籍後も活躍を続けているが、今シーズンはスランプ気味で約半年の休養。これが功を奏し、九州大賞典で久々の重賞勝利。本来の力を出せるならこの馬中心に・・・。
○キングプライド
佐賀生え抜きのエースとして、これまで制した重賞は何と16!凄いのひとことだが、この馬も8歳、今年は佐賀スプリングカップとはがくれ大賞典を制し健在。約半年の休養で英気を養い、復帰後は2戦叩かれ、良化している模様。逆転の目十分ありそう。
▲アンバラージュ
重賞タイトルはまだ無いが、各地を果敢に遠征し、ノースクイーンカップやビューチフルドリーマーカップ等を2着と力のあるところを見せている。そろそろ、挑戦を続ける結果が出てもおかしくないが、大きな壁であるベテラン相手に大仕事の期待。
△ゲットワイルド
道営、南関東を経て佐賀入り、条件級から地道に上がって来た苦労人(馬)。まだ大きなタイトルには無縁だが、まだまだ若い4歳馬。十分可能性を秘めていると言って過言ではない。先行投資する価値はありそうで、軽く見ていると痛い目に・・・。
■自信度:G(※A~Zの段階)
■推定ペース:M
■推定タイム:1.54.前半~2.01.後半
<レース紹介:中島記念>
佐賀競馬のファン投票レースとしてファン選抜特別を1978年に創設。佐賀競馬の発展に貢献した中島憲義氏の功績を称え、1985年に現レース名に改称した。2000年まではB級馬限定重賞、翌年A級馬にも開放され、2007年からはA級馬(オープン)限定となっている。
佐賀では、はがくれ大賞典、九州大賞典、ダートグレード競走の佐賀記念、この中島記念を含めてクラシックディスタンスでは四大競走となっている。
