仙台から『大阪都構想』を考える・その3。 | 暫定・綴れば愉快だ宇都宮 熱視線blog(旧・せんだい熱視線 ジミ都市blog)

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コロナ禍な状況もあり、あまり盛り上がっていない

 

大阪都構想

 

それでは賛成(推進)の考え方はどうなのか?

 

市民生活に直結するのは、大阪市が無くなったらどうなってしまうんだろうと言う点。結論から言えば・・・

 

(現状)大阪市(24行政区)

(今後)4つの特別区に再編

行政のしくみが変わるだけで、日常的な市民生活に変わりは無いとしている。現在ある住民サービス区役所等の施設は維持され、各区が独自性を活かし、キメ細やかな施策を打ち出せる体制になると期待されているようだ。

 

ちなみに、特別区行政区の違いをおさらいすると、前者は○○市、△×町と同様に基礎自治体として存在し、後者は政令指定都市内に権限は弱いが、地域毎に即した施策を行うために設けられ、区自体は基礎自治体では無い。なので、東京にある渋谷区文京区等と、仙台市にある青葉区泉区等とは、同じ区でも全く意味合いが違っていたりする。

 

大阪市にある24ある行政区は、あまり大きな権限は無く、区長は大阪市の人事異動で職員が就任し、区議会は無かった。一方、4の特別区は基礎自治体と見なされ、区長や新設される区議会は選挙で選ばれるようになる。例えば、今まで同じ大阪市だった中央区天王寺区は、東京で言えば中野区杉並区のように、それぞれ全く別個の自治体となり、切磋琢磨していく関係に変わる。

 

東京が23区に対し、大阪が4区なのはどうなのか?5年前の住民投票では5区だったが、今後の少子高齢化を見据えた区割りに見直されている。東京とは人口が違うし、僕的にも5区前後と見ていたから、人口減少を考えれば4区は妥当かなと・・・。

 

反対派が指摘している・・・

 

大阪府と各特別区との力関係

 

確かに、大阪府の力が強くなるのは、東京都の例を見ても明らかだが、その辺はもう少し丁寧な説明が必要ではないか。ドラスティックに変える以上、そこについては十分な配慮が成されると思うんだけど、ちょいと分からないなあ。。。

 

力関係で圧倒的上位に!?大阪府庁

 

そうそう、府と市の対立で進んでいなかった

 

環状高速道路の完成

 

首都高は東京都が完璧に整備しているが、大阪はなんでここが未通なの?と言う箇所が幾つかあり、これも府と市がどっちがお金を負担するかで揉めているため。副首都機能を担うなら、喫緊の課題だが、こちらも解消が期待出来る。

 

あまりにも項目が広範囲で一部しか触れられず申し訳無いが、住所変更は特に手続きは不要、学校については大阪市立各区の区立へ、消防は大阪市消防局から大阪消防庁へ変わる。

 

警察は大阪府警察本部からどう変わるんだろう?大阪警視庁かな?大阪都警察本部なのかな?(下記次第で名称が決まると思われるが・・・)

 

肝心な・・・

 

大阪府は大阪都になるの?

 

現行では大阪府のままで、大阪都にするには法律の制定が必要になる。もし、今回の投票で賛成多数になれば、吉村知事と松井市長は法律の制定を政府へ求めるだろうから、大阪都に名称変更する可能性は十分考えられる。

 

僕が賛成なのは、賛成する方達の共通項だろうが・・・

 

現状に問題があれば、現状を変えてみる。

 

そういう考えがあるから・・・。

 

反対派が情で、賛成派は理詰めで市民へ投げ掛けている・・・そんな違いもどうやら見えて来た。

 

その先どうなるかなんて誰にも分からない。変化を恐れては何も出来ないもんね。よく、挑戦を失敗して色々批判する人がいるでしょ?僕はあれが好きじゃない。そういう人に限って挑戦した事が無いから、黙って見ててよって・・・そんなもん、大きなお世話だよ。

 

先が分からない事を否定的に言うのは簡単、でも問題意識を持って良くなければ変えるって必要だと思ふ。物事を変えるのは相当の覚悟とエネルギーが求められるし、全員が賛同するものではない。とても難しい仕事だよ。だけど、彼等からは覚悟が見えてくる。

 

一方、反対の方達からは覚悟よりも、評論に終始している印象を受ける。本当に大阪を思っておられるのかな?と思われる記述もチラホラ見受けられ、トライ&エラーと言う言葉は一切通用しないのかもしれない。

 

賛成にしろ反対にしろ、大阪市民の決断は刻一刻と迫っている。

 

どうなる!?大阪市役所