昨日、嫁と巷で話題の映画を観て来た。
岩井俊二監督は仙台出身、そういうのもあってか、この映画の舞台は仙台・白石を主とした宮城県。撮影は夏の暑い時に、仙台市内では紫山、八木山南団地、米ヶ袋、愛宕神社、東一市場、仙台駅東口etc・・・色々なところで撮影していたそうで。。。
宮城の綺麗な景色も素晴らしく映されていたが、やっぱり僕的にはちょくちょく映る市バスや宮城交通が気になったなあ。市バスなら川内営業所のバスかなとか、宮交なら自由が丘車庫のバスを使ったのかなとか・・・(どうでもいい・あせ)。
シネコンが入っている、東京丸物仙台店2・・・もとい、仙台パルコ2ではパネル写真を展示、ロケ地が紹介されていた。
これは愛宕神社、建造物マニアとして言わせてもらうと、情緒・雰囲気を感じていいなあと・・・・。ここ、街なかを眺められるのよね?いつでも行ける場所だけど、なかなか機会が無いんだな。。。
遠野未咲・裕理姉妹や、乙坂鏡史郎が通った仲多賀井高校。校舎は白石高校(解体済)だけど、階段手摺りのモダンさから、内部は公立では無いな~とすぐ分かる。これは常盤木学園で撮られたもの。
で、映画なんだけど・・・
切ないな~
このひとことに尽きる。
僕自身の高校時代と比較すると、あまりにも違い過ぎて、とっとと布団を被って寝てしまいたくなる(苦笑)。
美咲は生徒会長だったが、僕の高校も女子が生徒会長で、僕は副会長として彼女を支える立場だったのね。もし、広瀬すずさんみたいな人だったら、ドキドキして一緒に出来なかっただろうけど、現実は全くそんな訳も無く、しっかりと仕事をし、楽しく雑談もしていたよなあ。。。(彼女は西武ライオンズファンで、文化放送ライオンズナイターの話をよくしたもんね・笑)
それから後輩・・・森七菜さんのような人がいる筈も無く、神木隆之介さんが演じる鏡史郎のように告白された覚えも皆無。とにかくキュンキュンした記憶が何一つ無い(情けない限り、誠に遺憾)。
まさに・・・
天と地と・・・
生徒会活動だったり、部活でラジオ番組を制作したり、文章の表現活動とか・・・高校で色々やらせてもらい、これも青春を謳歌したと言えるけど、恋愛だけがガサっと抜けているんだよな・・・。この映画を観ると、一体僕は何をやっていたんだろう?と後悔が頭をよぎる。
社会人になっても余波は続き、友人から当日夜にある合コンの誘いが来た時も、タイマー録画をしてなくてリアルタイムで見なくてはと思い
僕、ドリフ大爆笑があるから行かないよ
友人ドン引き・・・は?と言われるのも当然、合コンよりドリフ大爆笑を優先させる男なんて僕しかいないだろうし。。。
だってさ、知らない女子に気を遣う位なら・・・
茶とけんの算数親子
海の中のビアホール
絶対安静の寿司屋
等、頭を空っぽにして見て笑っていた方が楽しいでしょ?(当時は何の疑いもなく思っていた・アホ)
この映画を観て、こんなに高校を含めた若い時代を後悔させられるとは・・・これも、恋愛をふざけていた僕の自業自得ですな。。。
話は戻り、確かに切ないストーリーになっているが、仙台・白石や七ヶ宿の原風景等も見応え十分。宮城の新発見&再発見を、この映画で是非!!