平成も終わりが近づき、実際に観て来た各地の名馬を振り返っています。
2002年9月までは一番近く、月に1回以上は必ず行っていた。さすが公営競馬のメッカ、層が厚く名馬を1頭選ぶのに難儀したが、僕が挙げるのは・・・
コンサートボーイ
(※画像は全て yahoo!画像 より)
1997年、日本初のダートGⅠホースに輝いた。上半期の大一番である帝王賞、僕は日本初のダートGⅠレースを目撃すべく、仕事先から直帰し大井へ。JRAを含めて全国から強豪が集結したが、蓋を開けてみれば南関東のワンツーフィニッシュ。
後に歴史的名馬へと飛躍するアブクマポーロと、今も語り草となっている壮絶な叩き合いを演じたのは的場文男騎手とコンビを組んだコンサートボーイ。とても見応えがあったし、石崎・的場両騎手のプライドがぶつかり合った名勝負だった。あのポーロを負かしたのだから、この馬は強かったんだと思ふ。
東海地区は名古屋と笠松の交互開催。ここも年2~3回以上は足を運んだよなあ。。。名馬の宝庫と呼ばれる程だけど、特に笠松所属馬のレベルが高く、1頭を選ぶのは大変。。。ここでは両競馬場から1頭ずつとした。
ブラウンシャトレー(名古屋)
息長く活躍し、コンスタントに勝ち星を挙げた。僕が実際に見たのは当地と大井だったかな。中段から後方がマイポジションで、最後はいい脚を使って伸びてくるんだけど、不発の時も・・・(苦笑)。とにかくタフな馬だったよね。
ミツアキサイレンス(笠松)
笠松は紹介したい名馬が多過ぎ・・・(笑)。でもでも、やっぱりこの馬かな?当地や盛岡、大井、東京で実際に見たが、芝でもダートでも器用に走り、2000年代前半の地方競馬を代表する馬と言っていいだろう。一番は盛岡のダービーグランプリで、レギュラーメンバーに大差付けられたものの、2着に来たのは底力だなと・・・強い馬だった。
日本海沿岸にある唯一の競馬場。ここは4回行ったけど、良くも悪くもこれと言う特徴が無く、名馬もあまり思い浮かばない。実際には見ていないけど、ミスタールドルフやエビスライトオー、プライムキング、ジャングルスマイル・・・あ、いるなあ(笑)。
当地では見ていないが、盛岡で見て印象に残ったのは・・・
トラベラー
確か、さすらいの女傑って言われて無かったっけ?遠征で力を発揮するタイプで、優勝までは至らなくても上位には来る事が多かったよね。ダービーグランプリでもJRAワンツーの中、大差ながら3着に入ったのは凄いなと・・・金沢の女王は存在感があった。
園田と姫路の交互開催だけど、ここずっと姫路は休催中で、4回行ったが姫路は1回のみで、園田の印象が強い。かつてはアラブ専用の競馬場で、レベルは東の岩手・西の兵庫と呼ばれる程高かった。名馬は枚挙に暇がなく、僕が紹介したいのは・・・
ケイエスヨシゼン
JRAで活躍中の岩田康成騎手は兵庫デビューだが、彼の名前が全国に知られるキッカケを作ったのがこの馬。当地で見た事が無く、初めて見たのが名古屋の名古屋杯タマツバキ記念。噂に聞いてはいたが、馬の強さと騎手の巧さに衝撃を受けた記憶がある。あと、これも現場で見たが、2連覇を果たした佐賀の西日本地区招待アラブ大賞典も忘れられない。
(※つづく)
【炎のGⅠ勝負・2019春~天皇賞・春】