生ける伝説『天龍源一郎』、引退に寄せて・・・。 | 暫定・綴れば愉快だ宇都宮 熱視線blog(旧・せんだい熱視線 ジミ都市blog)

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15日(日)、今までの敬意を表し、僕は自宅で何度も彼の入場テーマであるサンダーストームを聴いては、思いを馳せていた。とうとう、この日が来てしまったのか・・・。

(※画像は Yahoo!画像 より)

天龍源一郎

プロレスそのもの、プロレスを知っていても、彼の全盛期を知らない人は・・・

ダミ声で滑舌の悪い、大柄なおじさん

としか思っていないんだろうけど。(とんでもない話だ!)

65歳までレスラー歴39年、その前は前頭筆頭まで出世した元力士、合わせれば何と

格闘技歴51年!

驚異的な体力、妥協の無いファイトスタイル、あのジャイアント馬場アントニオ猪木の両巨頭から、ピンフォールを奪った唯一の日本人レスラー、人は彼を

Mr.プロレス
生ける伝説
風雲昇り龍


と呼び、ファンだけでなくレスラー達からも一目を置かれる存在。(ちなみに、馬場の32文人間ロケット砲を、喰らった最後のレスラーが天龍だったりする)

僕は、ジャンボ鶴田のファンだったので、鶴竜コンビのタッグパートナー位の印象で、後に天龍革命が起こり、鶴田と対決して行くんだけど、やはり鶴田よりは弱いと見ていたのよね。。。

ただ、相手の技を徹底的に受けるチカラは見事で、その分の反撃は凄まじく、名試合になる事が多くてね、だんだんと彼の強さが分かって来た頃、全日本プロレス(全日)から今は跡形も無いSWSへと電撃移籍していた。(SWSの旗揚げ戦、テレ東で生中継していたよね)

その後、SWSは崩壊し、所属部屋であるレボリューションが、そのままWARになり、テレ東では・・・

土曜の深夜、益々興奮して頂きましょう!

のフレーズでお馴染み、WARプロレス中継をやってたっけね?今は亡き、阿修羅原との龍原砲(サンドイッチラリアットとか)が懐かしい・・・(しみじみ)。

そうそう、プロレス会場へ足を運んだよなあ。。。高校生の時は岩手で、社会人で東京に戻った時は、後楽園ホール日本武道館両国国技館有明コロシアム横浜アリーナ・・・東京ドームでは

ハルクホーガン戦でアックスボンバーに沈んだ試合

も観に行っている。

彼の必殺技は多種多様で、重厚感があり、観ている方にも痛さが伝わって来る。

延髄斬り

引退試合でも、低空ながら繰り出したよね・・・65歳とは思えん。。。

WARスペシャル

引退試合では、出来る技を全て出そうと考えたのか?久しぶりに出したね。WAR時代から使い始めたので、このネーミングになった次第。

グーパンチ

一応お伝えするけど、プロレスは拳で顔を殴るのは反則なのね。だけど、彼がやるとナゼか反則にならず、グーパンチと言う技として認知されている(笑)。

逆水平チョップ天龍チョップ

パチッ!と乾いた音が会場中に響き、どよめきが起きる・・・これお約束。でも、相当痛いと思ふ。引退試合でも、対戦相手のオカダカズチカが結構痛がっていたもんね。

パワーボム

これぞ、天龍の出世技!全盛期は大抵のレスラーが返せなかったよね。だんだん年齢的に出来なくなってしまったのか、最近は見る事が殆ど無くなった。

53歳


言うまでも無く、これが技のネーミング(笑)。先のパワーボムがトシで出来なくなり、代替技を編み出すべく登場したんだけど、その時が53歳だったからというノリらしい・・・(ワハハ)。最近は65歳にネーミングが変わった説もあるらしい。。。

まあ・・・垂直落下式ブレーンバスターなんだけどね(^^)。

最後の対戦相手は、今をときめく、レインメーカーこと

オカダカズチカ

28歳65歳の対決、いくら彼でも全盛期の動きはないし、贔屓目に見ても勝てないのは分かっていたが、それにしてもオカダは改めていいレスラーだな~と見直した。今までは、クソ生意気でビッグマウスなレスラーだと思っていたので・・・(汗)。

結果は天龍のフォール負け、オカダは華を持たせる気はゼロ、容赦無かったね。彼も納得の引退試合にはなっただろうし・・・。試合が終わり握手したり言葉を交わす事も無く、起き上がれない彼を上から見下ろし深々と頭を下げ、リングを去った。ガチでいい試合だったんじゃないかな?

天龍選手、長い間お疲れ様でした。貴方の生き様は、レジェンドとして永遠に語り継がれるに違い無い。

また、昭和のプロレスが遠い記憶になってしまう・・・寂しい限り。。。