今やっているのは事務所の環境整備が中心、合間を縫って久しぶりに本を読んだ。そうでもしないとね・・・僕なりの気分転換。
機会があれば、読んで頂きたいのでご紹介を・・・。
その時、ラジオだけが聴こえていた(竹書房 1,365円)
サブタイトルが
IBC岩手放送 3.11震災の記録
IBCは東日本大震災発生から108時間、震災報道をぶっ通しで続け、停電で不安になっていた県民を勇気付けたそうで、放送に携わった関係者の証言とドキュメント、座談会で構成。
当時を思い出すと、停電後はひたすらラジオにかじりつき、聴いていたのはTBCラジオ 、聴き覚えのあるアナウンサーの声が妙な安心感を持ったもんね。知人の無事を確認し安堵したり、ライフライン、生活情報・・・恐らくIBCラジオ も同じような感じだったんだろうな。
僕は岩手に5年しかいなかったけど、IBCは未だに印象強く、帰省する度にIBCラジオをゴロゴロしながら聴くのが恒例。今もそうだけど、IBCは結構公開放送が多く、5年間でダイエーや、中学校の裏手にある住宅街、一関文化センター、釣山公園等へ観に行き、リスナーとの距離が近いのを感じたんだよね。。。(Radikoで全国へ配信された際、そういう声が随分多かったそうで・・・)
アナウンサーって放送は中立なんだろうけど、この本でも最年長のOアナは、
国のトップはどうしようもないし
と言っている一文があるように、結構ぶっちゃけて話す人がIBCは多く、個人的には嫌いじゃない。事務的なトークよりは印象が残るし・・・。
現に、登場するIBCアナウンサーの名前を殆ど知っている(もちろん一方的に・・・一人だけ趣味仲間でお互い知っている人がいるけど・笑)。普通知らないよね?余程のアナウンサーヲタじゃないと、普段聴いているTBCだって声を聴いたってすぐに誰かは分からない。
ラジオって時代遅れのメディアと思う人が多いだろうけど、それは違う気がする。この震災で、一番役に立ったメディアはラジオだし、良さが再認識されればいいよねえ。。。
僕はヘビーなラジオマニア、人生最初の記憶にあるラジオは・・・
大入りダイヤル まだ宵の口
超古いでしょ?東京の時はニッポン放送、岩手ではIBC、今住んでいる宮城ではTBC、そもそも岩手と宮城はAM民放局が一つしかないから選択の余地がないんだけど・・・(苦笑)。
今でも覚えているもんね~子供の頃に聴いたLF(ニッポン放送の通称)のステーションジングルを。。。
ぼくはキミのココロの中にいる~♪ニッポン放送~♪
懐かしいと言っている人はそれなりの年齢でしょうな(笑)。
話は戻るが、震災報道では冷静にアナウンスしていたTアナ(アナウンス部長とは偉くなったのね)は、どういう気持ちでしゃべり、悔やみ苦しんだのか?
指揮をとっていたラジオの責任者(登場するA部長、僕が岩手に居た頃は名物ディレクター、この方も偉くなったのね)が語る生々しい当時の様子・・・
震災報道のリアリティーが伝わってくる本、当時の震災報道を収録したCDも付録で付いており、一読の価値アリ・・・たぶん。。。
◎宮城県内にいる盲導犬の数は16匹。(意外と少ないのね)
◎宮城県は容姿に自信のある県民、ワースト1。(県民性の大家、矢野先生の分析について、仙台本を書いた僕としては少々疑問あり)
◎七十七銀行、中間決算。514億4,200万円の経常利益。前年比約17億円の増収。(ぼちぼちどころじゃない・・・儲かってますなあ)
◎東北厚生年金病院が東北薬科大学へ譲渡。(厚生年金病院の大学譲渡は全国初)
◎公立高校の志願倍率、平均1.19倍。(推薦入試が廃止、通知表の評点による前期選抜と、一般入試が後期選抜に名称変更)
◎田中マーくん、2年連続でゴールデングラブ賞。(おめでとう!)