GWっていうか、、北海道でのGM(黄金月間)をおおよそ過ごしていた地道です。



三寒四温、好天と曇天を繰り返していた北海道は初の滞在となるGWもいつの間にやら終了していたそんな五月晴れ、身体がガチガチに固まる程のマルチにレイヤードしていたジャケットを一枚、また一枚と、、脱ぎ捨てるかの如く初夏をも感じさせた季節の移ろいは思いのほか早く、軽装に自由度が増した身のこなしで愛機ダブロクをライディングする己のその姿、断片的に映り流れ去る街道沿いのショーウインドー越しに観るライダーあるあるナルシストへと変貌する自我さえやけに嬉しい。



4月24日〜

定刻通りにフェリーを下船、小樽からアプローチする春先の北海道上陸初日は、いわゆる全天候での走行を経験する。


夜明け間もない早朝の小樽は冷気に包まれてはいるが快晴でスタート、しかし旭川へと向かうにつれ路面は雨上がり直後のウエット状態から曇天に。


比布北インターチェンジから旭川紋別自動車道へと上がり、一気にオホーツク海側へと舵を取る。

天気予報では雪マークが雨マークへと好転していたはずの上川地方は徐々に標高を上げるにつれ深くなる残雪景色の中、小雨模様はやがて冷たいみぞれ混じり、からのいよいよ純白へと変化し積雪の世界へと逆戻り。

増して来た路面の残雪に抑えた速度を追いすがって行く後続車が跳ね上げる薄汚れたシャーベットを浴びつつ現れた出口の表示に思わず浮島インターチェンジで降り、下道での峠越えをトライするも予想に反して標高は下がるどころか、どんどん上がって行く。

やがて路面は完全な積雪の峠道、タイヤのスリップにだけ気をつけ進むも山深くなるに連れコーナーにも雪の吹き溜まりは深くなって来ていた。

気分だけは雪山登山、アルプスいやいやエベレスト、チョモランマ登頂へのアタック隊だ、、ぜ

迷わず、、、速攻Uタ〜ン


再びインターチェンジの出入口へと戻り、勇気ある撤退も、と一瞬脳裏を過ったのだがここまで来て今さら引き返す訳には、、
行ける場所まで。
再び、紋別方面へ。


程なく4098mのロングトンネル、北大雪トンネルを抜けると幸いにも路面の残雪はほぼ無くなりウエットからいつしかドライへ。


旭川紋別自動車道の終点である遠軽インターチェンジを降り、ホッとひと息。

冷え切っていた身体を温めるべく、遠軽町の市街地へと入りラーメンブレイク、味の時計台へ。
店舗に入ろうと愛機を降りた頃から更なる寒気を感じ取ると、小粒ではあったが突然雹(ひょう)が振り出し、店舗を出た頃には本格的な雨へと変わっていた。




さてさて、今回の春旅を始めるにあたり、まだまだ冬真っ只中の北海道キャンプツーリングに持参した装備であるダウンジャケットの破損していたパーツを注文すべく、馴染みであるモンベル オホーツク小清水店へと立ち寄る。








旧モデルのダウンジャケットなので仕方ないのだが、全く同じ形とは行かないまでもカタログ上の在庫品をゲット^ ^










本格的に始まろうとしている北海道ツーリング。

澄み切った風を切り、初春を全身で感じつつ疾走る。















まだまだ雪化粧の斜里岳を横目に、ほんの少しだけ足を伸ばし、斜里町のパン屋さんへ。







3年前の夏季収穫時期である繁忙期に事務所業務にてお世話になっていたJA斜里にて製造している「春よ恋斜里産小麦粉」を地産地消として使用した人気の生クリーム本食をお土産に購入。











そして更に、昨年は立ち寄れなかった北海道ツーリングのベースにスタッフとしても大変お世話になっていたクリオネキャンプ場へと立ち寄り、すっかり忘れ去られない様ご挨拶を…