チ・ボラグ大師(斉宝力高大師)人生の背景
話は、1944年からします。1944年旧暦2月2日モンゴルホルチン草原に一人の活仏さまが誕生しました。その方は、チンギスハンの長男ジョチ(朮赤)の末裔でチ・ボラグ大師でした。莫力廟という有名なお寺で第五代活仏さまとして即位されました。
活仏とは、仏・菩薩・聖僧などの転生者と考えられている高僧であります。活仏の転来は、それなりの使命があって、世に来られるのです。
1949年に東北革命により莫力廟が破壊され、チ・ボラグ先生が実家に戻り、大好きな音楽で村の民間の方々から色々教わっていました。

音楽の道へ
1958年内蒙古実験劇団に選ばれて、当時のチ・ボラグ先生は、小学校を卒業したばかりです。入団後、本格的な音楽の道に歩むことができました。
その時は、馬頭琴のできる人は、非常に少ななく、馬頭琴の普及も、教育も非常に大変な時期でした。
以前の馬頭琴の骨組みに張ったのは、馬の皮でした。ご承知のように、馬は、モンゴル人の大事な友人です。簡単に馬を殺したりすることも不可能です。などの事由で、まず、馬頭琴の量産は、不可能です。馬頭琴を演奏できる人も非常に少なかったのです。
馬頭琴の革命
チ・ボラグ先生は、普段の仕事の合間に、どのように馬頭琴を普及し、モンゴル文化を広げることに一生懸命に考えたりしていました。そこで大きなヒントになったのは、洋楽器のバイオリンでした。
バイオリンの構造をよく研究し、動物の皮を利用している部分を木にし、弦をナイロンに変えてみました。その過程の中で、相当の失敗をし、たくさんの苦労を重ねて、現在の馬頭琴が誕生したのです。
つまり、モンゴル人の伝統文化:馬頭琴文化の転換期を作った方です。大きな革命です。もしこの革命がなかったら、いまだに馬頭琴が普及出来ていなく、ひどく言えば、博物館にしか見られないこととなっている危機もあるものでした。一大革命により、モンゴル伝統文化の継承ができ、モンゴル文化を更に世界に広げることもできたのです。
馬頭琴文化の伝承
チ・ボラグ先生の改革により、馬頭琴の量産もできるようになりました。1974年にチ・ボラグ先生により、モンゴル文化史上初めての「馬頭琴演奏法」という教材を出版されました。


このようにチ・ボラグ先生の努力の結果により、馬頭琴を演奏できる弟子がたくさん生まれました。
1986年人類史上で初めて馬頭琴演奏隊が結成されました。その名は、野馬馬頭琴楽隊でした。そして1988年にモンゴル国で野馬馬頭琴楽隊の演奏会があり、1993年大阪で国際音楽大会で特別一等賞を獲得し、馬頭琴文化を世界への第一歩もチ・ボラグ先生により、踏み出したのです。
大師の弟子が天下に開花
チ・ボラグ先生の革命で弟子もたくさん生まれました。中国国内は、もちろん、海外で色々活躍している方も数が知れないいます。今現在日本にだけ100人以上は、馬頭琴演奏者がいます。
大師の足跡
1997年横浜で行われた国際平和文化音楽祭で国際音楽平和賞を受賞
2001年「万馬のとどろき」は、ギネス世界記録を獲得し、世界ギネス大全に収録され
2005年世界の最高峰Goldener Saal Wiener Musikvereinsにて演奏会
2007年中国国家文連、中国文化部から人間国宝に認定され、文明伝承大師という称号を授与された
2008年北京オリンピック開幕曲に120人の馬頭琴チームを率いて行われた。
2015年に「中華文化人物」の称号を授与された
大師の功績
チ・ボラグ大師の功績は、言葉では、表現できないぐらい非常に大きいです。
1、モンゴル文化の伝承
この功績は、モンゴル文化に偉大なる貢献です。危機に面している文化を救い、更に普及させたことです。単なる馬頭琴という楽器の改造改良だけではなく、教育用の教材を始め、人材育成など一連の文化育成システムまで確立したのです。
2、モンゴル文化の展開
モンゴル文化の伝承により、更にモンゴル文化を世界に広げることをされました。モンゴル人の先祖チンギスハンは、素晴らしい人格と知恵により、地球の半分を制覇しました。その後、今、チンギスハンの長男の末裔によりモンゴル文化を再度世界に広げて、モンゴル文化の地位を確立されました。
中国政府から大師という称号を賦与されました。我々日本内蒙古経済文化交流協会からは、モンゴル文化の大ハンと呼びたいです。モンゴルの文化を宣伝、展開されている大先輩で、先駆者でもあります。我々の大リーダーのため、このように呼びたいです。
2008年チ・ボラグ大師が北京オリンピック開幕式の演奏
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日本内蒙古経済文化交流協会・日本内蒙古商会
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