世間はお盆の連休シーズンということもあり、今日も多くの道外ライダーが我がスタンドにやってきた。
うちにフラッグを置いてないのが本当に申し訳なく思う。
そんなこんなでバイトが終わり、帰宅の前にエンジンオイルの量をなんとなく確認してみたところ、これまでに無いくらいオイルが減っていた。
前回オイル交換をしてから20日ほど、距離にすると2500km程度しか走っていないにも関わらず、オイルはアッパーとロアの”ポチ”の中間くらいになっていた。(交換時は毎回アッパーまで入れている。)
走行距離が13万9千キロを迎えた愛車ミラカスタムには、指定粘度よりも硬い、0W-40の化学合成油を使用している。
ホクレンオイルはいいぞ
たった2500kmで量にしておそらく500mlの減少。
素人考えだが、原因を推測してみた。
①添加剤の影響
前回のオイル交換では、2つの添加剤を入れた。
どちらもWAKO'Sの添加剤で、EPSと、S-FV・Sである。
EPSはオイル下がりに、S-FV・Sはオイル上がりに効果があるということで、同時添加も可能ということだったので添加してみた。
②オイルフィルターの影響
通常は、スタンドに在庫してあるPIAAのオイルフィルターを使用しているが、今回はお試しでモノタロウの格安フィルターを使用した。
③走行地域の影響
交換後、主に3つの山を超えた。
中山峠、ニセコパノラマライン、日勝峠である。
特に中山峠と日勝峠は、流れに乗るために、普段はあまり使用しない4000回転以上を使用した。
こうした原因が考えられるが、私は①が最も影響しているのではないかと考えられる。
S-FV・Sは、添加することでオイル粘度が低下するようだ。
オイルをサラサラにすることで、エンジン内の摩耗を防止するということなのだろうか。
アマゾンのレビューを見てみると、
オイル上がりや下がりによるオイル消費する車には使うと消費量が多くなるので気をつけて下さい。
効果も出ません。
オイルの性質を柔らかくするらしく、それが原因でオイル消費量が増えるそうです。
ワコーズに確認した時の回答です。
注意して下さい
という投稿が見られた。WAKO'Sの回答というのの真偽はわからないが、たしかに今回の現象と似通っているように思える。
つまり、14万キロ目前の過走行車に添加すると、拡がったクリアランスが災いし、オイルがガソリンとともに燃焼されてしまったのだろう。
そしてそのような状況で③が響いているのだろう。
上り坂で速度を維持するために、4000~5000回転を連続使用したために、オイルがどんどんとピストンとシリンダーの間から流れ出てしまったのだ。
そう考えれば最近の「燃費が少し悪くなった」という現象にも合点がいく。
これは以前経験したことなのだが、0w-20を試しに使用してみたところ、上り坂でみるみる燃費が悪くなっていったことがある。
現在もアイドリングや上り坂で、今までよりも確実に燃費の落ちが激しい。
というわけで、過走行車にS-FV・Sを添加するのは、オイル消費と燃費の面から見るとあまり良くなさそうである。
ちなみに、②のモノタロウフィルターの影響というのはあまり関係ないように思える。
当初はパッキンからの漏れを考えたが、地面にオイル滲みができているわけでもないし、そもそもオイル消費と濾過性能はあまり関係なさそうだ。
今度からは、添加剤はEPSだけにするか、また新たな添加剤探しの旅に出ようと思う。
添加剤沼は奥が深い。