2021.09.06 競馬場跡地の利用方法について考える | バカ社会人の旅行記

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日記のようなもの。
だいたいてきとう、たまに旅行記、ごく稀になにかの検証。

本日は私の誕生日だ。

おめでとう私。誰も言ってくれないから自分で言ってやったぜちくしょう。

 

20歳になったということで、ようやく縛りが取っ払われる。

飲酒や喫煙、あとはギャンブルだ。

 

ようやく大手を振って場外馬券場に行くことが出来る。やったね。

 

 

廃止された競馬場の跡地は、どのように使われているのだろうか。

例えば私の地元、栃木県宇都宮市にあった「宇都宮競馬場」は、現在は国体に向けて建設された巨大な陸上競技場になっている。

 

同じく栃木県は足利市にあった「足利競馬場」は、赤十字病院と、何年か前に話題になった、渋谷のスクランブル交差点をまるっと再現した屋外スタジオと化した。

 

特殊な例としては、帯広市にある「帯広競馬場」があると思う。現在はばんえい競馬のみ開催されているが、1997年までは、ホッカイドウ競馬によって平地競争が行われており、広大なトラックの跡地は、2018年までゴルフの打ちっぱなし場として使われていた。

 

 

上で示した3つの競馬場の共通点として、どれも市街地・市街地に付随するエリアに存在していた(いる)ことが挙げられるだろう。

 

であるから、いつまでも巨大なくせに全く利用価値のない箱物や土地を放置していても仕方がない。

一刻も早くぶっ潰して新たに別の手段で利用しようというふうになる。

 

しかし、廃止された後も、未だにスタンドが放置されている競馬場がある。

「岩見沢競馬場」である。(全国探せば他にもあるのかもしれないが、まったくもって使われていないという場所はここしか無いのではなかろうか。北見競馬場の跡地は北見工大の研究施設に転用されているらしいし。)

かつて2度ここを訪れたことがある。

周辺に会った木造の施設は老朽化と雪の重みによって崩れてしまっと思われるが、スタンド自体は流石に堅牢である。

 

1997年に平地競走が撤退。2006年にはばんえい競馬が休止され、7500人を収容することが出来るスタンドは、もぬけの殻となり、現在に至るまで解体されていない。

 

どうして15年も放置されてきたのだろうか。私なりに考えた結果、2つの理由があると結論づけた。

 

1つ目は「立地」である。

先に挙げた3つと異なり、この競馬場は市街地から離れた高台にある。

また、駅や国道からも遠く、住宅地に転用するにも利便性が悪かったのではないだろうか。

最近になってコースの西側と突っ切る形で新しく道路が作られたようだが、それもここ数年の話だ。

 

2つ目に「財政」だ。

岩見沢の市議会議員さんが2018年9月に書かれた文章に依ると、スタンドの解体や瓦礫の運搬にかかる費用は2億8000万円と算出されたのだという。

よって、当面の間はコースの跡地を付近を流れる河川の遊水地に改修して利用することとし、莫大な費用が掛かる(対してその見返りは一切ない)スタンドの解体は後に回しているということとなっている。

 

しかし、いずれは解体をせねばならないことに変わりはない。

現状、スタンドへの侵入は容易であるから、早急に何かしらの手を打たなければ人的被害が出る恐れがあると思う。(ただ、常識的に考えて競馬場跡地なんて立入禁止に決まっているし、無断で立ち入ってなにか怪我をするのは完全なる自己責任であると思うが)

 

といった具合で、未だ岩見沢競馬場は健在ということである。

ただ、あのような堅牢な造りをしている建物が、そう簡単に崩れるということは無いだろうが、北海道の場合、特に岩見沢は有数の豪雪地帯であると思うので、その辺も不安要素の一つである。

 

 

それはそうと、来週の月曜日には栃木を離れる。

残り一週間でどうにかもう一回くらい友達と遊んでおきたい。

 

 

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