又吉という名前も、お笑いの”ピ-ス”というコンビ名も知らなかった。
その内の一人が小説を書いて、第28回三島由紀夫賞を惜しくも
一票差で逃したと聞いた。
元来、私はお笑い番組は、何かのついでに観れば、面白くて、つい笑ってしまうけど、普段はお笑い系にチャンネルを合わせて観る事はない。
”お笑い的”に書かれているのだろうか? 27年度上半期売上げが第2位とか・・
何が惹きつけるのだろうか
その話題作を野次馬で読んでみた。
読んで驚いた。
お笑い芸人の苦労話ではあるけど、その中には人の心の動きが
まるで茶道の作法のごとく分析されて喜怒哀楽が淡々と表現されている。
昭和30年代半ば、田舎者の私が都会で辛酸をなめながらも
夢を追っていた青春時代を彷彿させた。
きちんとした小説で純文学と評価されているのもうなずけた。
この小説は現代が舞台だよね、生きてる限り時代を問わず、こんな苦労が存在するんだ・・・。
読後感は
作家をガンバレ! と応援したくなるような作品だった。
