色々な内臓疾患の患者が隣のロビ-に
くつろぎに出てきていた。私もその一人
御蔭様で色々な世間話が聞かれ、中には目からウロコの話まで聞いたりして
楽しかった。
そんな中の一人だけ退院時に私と電話番号を交換しょうと言う人がいました。
目がくりくりとして、いつも面白い話をしていた人で大腸がんの患者さん。
その方から何と! 「元気ですか-!」 先日電話が来て
「顔見に行きたい、そちらに用事があるから行っていいですか?」
「ヒマしているのでどうぞどうぞ」と返事しました。
翌日満面の笑顔で訪ねてきました。しかもお供??を連れて、???
家内がお茶の用意をしてくれて、私達はお互いにその後の病気経過報告しながら
話が弾みました。
しばらくしてその方がお供の方に
そろそろ本題を・・・
言うには元気そうで良かった。
私が弱って暗い顔をしているのじゃないか・ その時は
私達の宗教を信じれば末期がんの人も治った、それほど
ご利益のある宗教です。
喋る喋る・・お釈迦の話から日蓮の話から・・
奇跡的に回復した人の話まで・・
隣に座っている病院仲間も、もう30年も入信しているとのこと・
宗教が悪いとは言わないが、さらさらその気はない。
趣味に追いまくられている。電話ではヒマしていると言ったけど、
ホントは忙しいのだ。
一瞬息の切れた時、「必要な時は連絡差し上げますので」、
と言って話を切った。 数分後
すごく後味の悪い見送りとなってしまった。
その話を出さなきゃ、面白くていい人だったのにな~
心の隅に一抹の未練が残った。