タイトルからして私に理解できるか?
幾らか不安があったが
開いてみると意外、人の道を諭す。
仏道に基づく人生本だった。
もちろん著者の考える人生観ではあるが・・
人は、良き人も悪しき人も、所詮、大河の一滴
何をしようと川の流れと同じ、押し流されて大海に注がれ、水蒸気になり
雲となり、雨となりまた地上に落ちてやがて再び大河になる。
輪廻転生!
著者の青春は戦争、大陸からの血の滲むような引き上げ、
飢えに苦しむ終戦当時の日本で必死に生きる、
人間は生まれ落ちたその時代、その場で一生懸命生きるしかないじゃないか。
私は数年前から思いがけず体調を崩している。
これだって、あんなに喜ばれた花が枯れるように
あんなに生き生きとしていた葉が朽ちるように
私は朽ちてきだし人生の終焉に向かっている。
この流れを自分がどうして堰き止められるだろうか。
どんなあがいても川口に向かって流れているのだ。
ならば何事も大した事でもないと開き直ろう。だって運命だもの。
出来る限り楽しい人生を送ろう。
何となく開き直るきっかけを呉れた本だった。
