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🌈91「ライト文芸大賞」

応募期間=立ち読みキャンペーン🧒



📔小説投稿サイト

「アルファポリス」において

「歴野理久」のペンネームにて

私小説「僕のこの恋は何色?」

──を連載中です。


 この度この拙作をアルファポリスの小説コンテスト

🌈「ライト文芸大賞」にエントリーしました。


 つきましては

その「応募期間キャンペーン」として、「長編全300回」の中から、

自選の「96回分」を短期連続掲載致します。 



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 これはフォロワーの皆様には今更の内容でして、毎日3回の更新は目障りで鬱陶しいとは存じますが、これ全て「新規の観覧者」の目を引こうとの思惑です👀


 要するに「新規開拓キャンペーン🪓」なのです。


 お馴染みの皆様方にはお騒がせとなりますが、何卒ご理解いただけますようお願い致します🙏



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 長編小説の中から抜粋の

「エピソード集」ですが、この前後に興味が持てましたら

是非「アルファポリス」本編の方へお越し下さい。


 リンクは最後に貼ってあります🍀


✴️掲載期間=4/28~5/29

✴️更新=毎日0時、8時、16時

《フォロワーの方にはお騒がせとなります。重ねてお詫び致します》



🍄✨🍄✨🍄✨🍄✨🍄✨🍄

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✨今回のお話はこれです✨


No,228 恋人と友達の境界線②

【これは35歳前のお話】


 ケンちゃんがまとめる。

「そうだよ、人って複雑だよ。ヒデちゃんと理久は同じようでも違うし、違うようでも同じだったりする。他の人はどう?」


 タッチはちょっと違う意見。

「僕は、相手が好きだって言ってくれたら恋人。どんなに僕が相手を好きでも、向こうが友達だって言うなら友達でしかない」

「それって受動的過ぎやしない?」 

 って俺は言ってしまった。

 そしてタッチは難しい顔。

「だってゲイの世界って、SEXをしたから即二人は恋人だよって、そんな簡単な話ではないよね。僕は遊びでSEXは出来ないからいつも真剣なんだ。だから、結局は相手の気持ち次第だよ」


 ケンちゃん眉毛が八の字。

「あれれ、何だか哀しい意見だな。でもタッチって、僕から見ると好きな相手にはかなり能動的だと思うんだけどな?」

「そりゃそうだよ。相手に好きだって言って貰えるように、僕はいつでも全力だもん」

「なるほど、理に適ってる」


 タッチ続ける。

「それから僕は絶対に友達とSEXはしない。すればもう、友達としては見られなくなってしまうから」

「そこは理久と一緒だね。それってタッチにとっては、友達とSEXだなんて、下手すると大切な友達を失ってしまうかも知れないってこと?」

「そうだね。だからそこがヒデちゃんとは決定的に違うと思う」


 ヒデちゃんひと言。

「そうだね。SEXしてもしなくても僕にとっては友達は友達。

でも友達とはキスなんて出来ない。生理的にゲゲッて感じで無理」


 俺もひと言。

「確かにSEXよりキスの方が大切って考えではヒデちゃと一緒だけど、SEXしちゃうともう友達とは思えなくなるってところは丸々タッチに同意だな。やっぱ三者三様だよ」


 アッ君の出番。

「あ、オレ、前から言ってるけど愛情ってのがピンと来ないんだ。だから恋人と友達の違いって言うよりはもっと単純な話?

要するにSEXアピール?やれる相手ならやり友達。やれない相手なら普通の友達。どっちも友達だよ?」「あはっ、アッ君らしいな」

 ってケンちゃん。


 でもアッ君少し口ごもる。

「ただ、今みんなの話を聞きながらちょっと反省はしている。オレは今まで、SEXまでしている相手の気持ちをちゃんと考えてあげていたのかなぁ?って。

タッチの意見とはまるで意味が逆だけど、もしかして相手がオレのことを恋人だって思っているなら、オレもそう思ってあげるべきなのかな?って考えが変わり始めてる」


 タッチが受けた。

「確かに僕とアッ君は対極かも知れない。SEXに対する感性も僕は明らかに女性的で、そしてアッ君は男性的だよね。同じゲイでも全然違うよ」


「そうだね」とアッ君も同意。

「タッチの話を聞いていると、いつも貞操観念って言う、オレには全く無関係なワードが頭をよぎる。オレってつくづくやりっ放しなんだなぁって自覚はしてる」


──実は今に始まった事じゃない。アッ君の言動からは時々ジュンを思い出す。でも、ここでジュンの事を持ち出す気はない。


 アッ君つづける。

「で、ここにいるみんなはズバリやれない友達。だから楽しく飲みながら本音が語れる」


 みんな同時に

「やれなくて悪かったな!」

 って爆笑。実はアッ君が生粋のデブ専である事をみんな知ってる。 


 ケンちゃんまとめる。

「出たね、アッ君節♪これまた全然違う意見だよね。でも、こうして改めて聞いてみるとみんな違って色々だな。何だか僕なんて一番平凡みたい」

「え?ケンちゃんが平凡?俺から見たらケンちゃんなんて凄く経験豊富で波乱万丈な人生を送っているのかな?って思ってたけど……」

 と、俺はある意味失礼な言葉を投げてしまった。

 

 でも、ケンちゃんは邪気も無くニコリと笑って見せた。

「こんな商売をしていればそんな風に見られても当然だけど、でも僕はただ好きな人と出会って結ばれて、そしてずっと一緒にいるだけ。

だから、うちの旦那から告白されて僕がそれを受けた時が恋人の始まり。それまで旦那とは友達でもなかったから、僕の場合恋人と友達の境界線なんて無かったんだ。

二人揃って恋に堕ちてね、そのままくっついちゃったから……僕、うちの旦那しか知らないんだ」


 ケンちゃんの意外なひと事にみんな驚愕!

「え~っ!なにそれケンちゃん!」



※──────────※



 このお話は抜粋となります。前後に興味が持てましたら本編の方へお越し下さい🧒



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私小説「僕のこの恋は何色?」

~ゲイとして生きる僕の道のり─────────歴野理久



⬇️本編はこちらからどうぞ⬇️ 



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