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🌈85「ライト文芸大賞」

応募期間=立ち読みキャンペーン🧒



📔小説投稿サイト

「アルファポリス」において

「歴野理久」のペンネームにて

私小説「僕のこの恋は何色?」

──を連載中です。


 この度この拙作をアルファポリスの小説コンテスト

🌈「ライト文芸大賞」にエントリーしました。


 つきましては

その「応募期間キャンペーン」として、「長編全300回」の中から、

自選の「96回分」を短期連続掲載致します。



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 これはフォロワーの皆様には今更の内容でして、毎日3回の更新は目障りで鬱陶しいとは存じますが、これ全て「新規の観覧者」の目を引こうとの思惑です👀


 要するに「新規開拓キャンペーン🪓」なのです。


 お馴染みの皆様方にはお騒がせとなりますが、何卒ご理解いただけますようお願い致します🙏



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 長編小説の中から抜粋の

「エピソード集」ですが、この前後に興味が持てましたら

是非「アルファポリス」本編の方へお越し下さい。


 リンクは最後に貼ってあります🍀


✴️掲載期間=4/28~5/29

✴️更新=毎日0時、8時、16時

《フォロワーの方にはお騒がせとなります。重ねてお詫び致します》



🍄✨🍄✨🍄✨🍄✨🍄✨🍄

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✨今回のお話はこれです✨


No,217 俺達どうなっちゃう?

【これは30代前半のお話】


 どのくらい時間が経ったのだろう?真夜中だったのは間違いない。 

 彼の上半身がゆっくりと起き上がった。

 俺はスタンドの照明を点けた。


「目、醒ました?ここ俺の部屋。安心していいよ」

「歴野さん……済みません……。

オレ、とんでもない迷惑を掛けてしまって……グスン」


「いいよ、そんなこと。それよりまだ夜中だ。ゆっくり休もう」

「あ、オレ……トイレ……」

 なるほど、そう言う事か。

 俺も半身を起こし、案内した。

「そのドアを出た所だけど、立てるか?」

「あ、はい」

 様子を見ると、どうやら立ち上がりも歩行も困難なようだ。どうやら酔いが完全に覚めていない。


「助けるよ」

「済みません……」

 彼の身体を抱えてトイレまで誘導した。便座を上げて前に立たせたが、さすがに離れようとしたらぐらついた。

 ちゃんと便器を狙って放尿出来る状態じゃない。


(まさかお◯ん◯んをつまんであげる訳にもいかないしな……あ、そうか)


「森山、無理せずに座ってしよう」 

 俺は彼の身体を抱えつつ、片手でセミビキニのブリーフを膝まで下げた。そしてゆっくりと身体を回転させ、便座に座らせた。

 座った途端、彼の先っぽから色の濃い尿が音を立てながら大量に噴き出し始める。

 瞬時──勢いの強い尿が飛び散らないように、俺はその陰茎にそっと指先を添えた

──それは反射だった。


「あ、あ、歴野さんオレ、恥ずかしいです……こんなこと人にさせるなんて……」

 酔っぱらった顔が益々赤くなり、唇が恥辱にふるえている。

──が、溜まった尿は止まらない。


「具合が悪い時は仕方がないよ。男同士なんだから恥ずかしくない。

一緒に野原で連れションするのと同じだろ?」

「そうか、そうですね。歴野さんがこんなに優しいなんて、オレ、知らなかった……」

「あれ?知らなかった?俺はとっても優しいんだよ♡」


 実はこの時、俺は本来の保護欲求がとっても満たされてほっこりしていた。

 今まで世話を焼きたい相手は色々いたけど、まさかおしっこの世話をさせてくれる人が現れるとは……。 

 このあたりから俺は、森山の事を少しずつ意識し始めていたのかも知れない。


 トイレが終わり、ベッドへと戻った。

「森山、実はうちにはお客用の寝具が無いから、だから一緒にベッドに寝てもらったんだ。ごめん、気持ち悪いかも知れないけど勘弁してくれる?」

 森山は黙って布団にもぐり込んだ。俺もその隣へもぐり込む。


 遠慮して身体を離した。

 が、あれ?

 彼が俺の方へ向き直り、その顔を俺の胸にうずめて来た。


(え、これはなに?)


 素足もゆっくりと絡めて来る。


(え、え、ええっ?)


 二人の素足が絡み合い、俺の方が思わず石化してしまう。


(これって!これって!もしかして?!)

──でも、程なく心地良さ気な寝息が聞えて来た。


(あれ?寝たの?)


 俺はそ~っと森山の股間に手を当ててみた。

──もっこり、ふっくらと柔らかい。要するに勃起していない。


(そうか……ノンケだもんな……) 


 何故そう思うか?

 だって長年一緒に働いていて来たけど、彼が俺のアンテナに触れた事は一度も無い。


 俺は何度も書いてきた。

 俺達は互いを引き合う──と。 


 が、森山からシグナルを送られた事も皆無ならば、森山の言動に何かを気付かされる事も皆無だった。 


 なのにどうして?

 彼は今、俺の身体にしがみ付いて静かに寝息を立てている。


(これって、どう言うこと?)


 俺はすっかり動けなくなって、ただ心臓だけをドキドキとさせていた。


(まさか、森山にこんな気持にさせられるなんて)


 そしていつしか俺も眠った。

 それが恋人であれ何であれ、冬夜に人肌が有るのは心地良い。

──温もりが嬉しい。


※──────────※


──どのくらい眠ったのだろう?

 今度は俺が尿意に目を覚ました。

 カーテン越しに薄明るい光が見える。


 俺は森山を起こさないように静かにベッドを抜けて、トイレを済ませた。

 部屋に戻ると──森山がベッドに座っている。


「あ、済まない、起こした?」

「ん~ん、オレもトイレ」


 そう言って、森山は既に見知ったトイレへ向かった。立ち上がりも足取りもしっかりとしている。


(良かった。酔は覚めたな……)


 俺は掛け布団をきれいに直してもぐり込んだ。

──程なく森山が戻って来た。

 当たり前のように俺の隣へもぐり込む。


(え!)


 いきなり身体を密着させ、俺の胸へ向き直り顔をうずめる。当たり前のように素足も絡めて来る。


(ええ~っ?なんだこれ~!)


 俺の心臓はまたぞろドキドキと高鳴った。


(も、森山……おまえ酔いは覚めてるんだよな?……こ、これってどう言うつもり?)


 俺はすっかり目が覚めてしまった。いくら対象外と言っても俺はゲイだ。

 朝方ぬくぬくの布団の中で隣に半裸の男が寝ていて、しかも身体を密着して来られたら堪らない。

 思わず俺もパッンパッンに反応してしまう。


(……でも、どうせノンケなんだよな……?)


 俺はそこで止めときゃ良かったのに、またぞろ確認のために手を伸ばしてしまった。

 そお~っと、恐る恐る…………


(え、ええ~っ!!!)


 森山がギンギンに固くなってる。あまつさえ俺に触れられ

「あ、ああ……」と、微かに悩ましい声を漏らした──。


(森山~っ!!ダメだろこれ~、俺たち、どうなっちゃう?!)



※──────────※



 このお話は抜粋となります。前後に興味が持てましたら本編の方へお越し下さい🧒



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私小説「僕のこの恋は何色?」

~ゲイとして生きる僕の道のり─────────歴野理久



⬇️本編はこちらからどうぞ⬇️ 



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