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📔小説投稿サイト

「アルファポリス」において

「歴野理久」のペンネームにて

私小説「僕のこの恋は何色?」

──を連載中です。


 この度この拙作をアルファポリスの小説コンテスト

🌈「ライト文芸大賞」にエントリーしました。


 つきましては

その「応募期間キャンペーン」として、「長編全300回」の中から、

自選の「96回分」を短期連続掲載致します。



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 これは新規の観覧者の方の目を引き「アルファポリス本編」のアクセスを上げるための苦肉の策です。 


 なにせ僕には「同人誌仲間」もおりませんし「コミケ」にも無関係です。


 多くの方とのコミニュケーション・ツールとしては、僕にはこの「アメブロ」しかありません。

アメブロの皆さんだけが頼りです💓



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 長編小説の中から抜粋の「エピソード集」ですが、この前後に興味が持てましたら

是非「アルファポリス本編」の方へお越し下さい。


 リンクは最後に貼ってあります🍀


✴️掲載期間=4/28~5/29

✴️更新=毎日0時、8時、16時

《フォロワーの方には誠にお騒がせとなります。深くお詫び致します》



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✨今回のお話はこれです✨


No,208 年上の人に一目惚れ

【これは30代前半のお話】


 前回「ひと回りも年上」と言う事で早瀬さんの話をした。

(あんまり年上過ぎる人は、僕とは合わないのだろうか?)

──なんて思い返していたら、すっかり忘れていた卓也さんの事を思い出した。


 記憶って恐ろしい──恐らくこんな風に私小説を書き始めなければ、一生記憶の引き出しの奥底に仕舞い込み、思い出す事も無かっただろうに……。

 僕は一定期間、卓也さんと言うひと回りも年上の人に片思いをしていた時期が確かにあった。


 あれ? マモルからの「ひと回り関連」で、どうして僕は好きだった卓也さんより、不快な思いをした早瀬さんの方を先に思い出したのだろう?

──人の気持ちは分からないけど、自分の気持ちも分からない。


 だけど卓也さんのことを思い出してしまった途端、何だか今でもモヤモヤッとしてしまう。

 素敵な人だった。それは間違いない。

 それに、片思いと言ってもSEXは有った。「どう言うこと?」と思う人もいるだろうけど「SEXが有るから両想い」とは限らない。


 卓也さんとは、ちょっとスリリングな出会いだった。


※──────────※


 30代前半で彼氏募集中だったこの時期、僕は時々近所の銭湯に行くのが楽しみだった。

 僕の住んでいた部屋についてはこれまでも何度か書いたけれど、ちゃんと風呂はついている。

 が、それとは別に、たまには広い湯船で手足を伸ばし、たっぷりのお湯に浸かるのが好きだった。


 当時、23区内でも銭湯は町々に点在していた。そろそろ新築のアパートなら風呂付きが当たり前にはなっていた頃だけど、まだまだ銭湯の利用者は多かったのだと思う。

 現在の「スーパー銭湯」とまではいかないが、そこそこ町の銭湯も時代を意識し、小さいながらもサウナ室を整備したり、湯船にジェット水流を施したりし始めた頃だと思う。 

 僕が好んで通っていた近所の銭湯にも、極小ながらサウナ室が有った


──いや「室」と言うには狭すぎるか?

 きっちり三人掛けらしいのだけど、大人が三人腰掛ければ身体が触れる程に狭苦しい。

 まあ、知り合いならいざ知らず、見ず知らずの他人が密着して利用するのはどうなのか?と、そこは「定員2名」が暗黙の了解となっていた。

 僕は当時、真っ当な料金を支払って専門的なサウナに通う習慣は無かったけれど、この銭湯のついでに入るサウナは好きだった。なんせ料金は銭湯代の範疇だし、気軽だ。

 ただ、それだけに込み合っている時間帯には競争が激しい。わざわざ並ぶ人もいない代わり、サウナに入るには上手いタイミングが必要だった。


※──────────※


 それは、休日の早い時間帯だった。

 仕事も休みでまだ外も明るく、僕は早めの湯船にゆっくりと浸かり、帰りに夕食を買い込んで部屋でゆっくり食事を楽しもうと目論んでいた。

──案の定、湯船も洗い場もまだ人が少ない。ふとサウナ室に目をやると、小さい覗き窓から見える人影はひとりだけだ。


(あ、ラッキー♪サウナまっしぐらだ♡)


 僕は急いで裸になってサウナ室に直行した。

──小振りなドアを開けた途端。


(あ、いい男……)


 僕にはそう言う事を瞬時に判断できる能力がある。

 あ、誰でもそうか?

──とにかく、これを一目惚れと言うらしい。


 僕はいそいそと彼の隣に腰掛けた。普段、男湯では股間なんて隠さない大雑把な僕も、この時ばかりは恥じらって腰にタオルを掛けていた。

──だって、とっても素敵な人だった。こんな人と密室に二人きりでいて、不埒な僕のお◯ん◯んが反応してしまったら大変だ。恥ずかしくて目も当てられない。


 ちらりちらりと彼の身体を覗き見る。と言っても、伏し目がちな目に入るのはヘソから下の下半身ばかり。当然彼もちゃんとタオルを掛けている。

 腹は出てない。でも作り込んだ腹筋とは違って自然な感じのぽやぽや感──可愛い。足も引き締まった感じで、脹ら脛もキュッとしている。 


 一目で年上の人だとは感じたけど、どんなだっけ?

 だけど顔は確認しづらい、目が合ったら大変だ。

──と、そう思いながらも興味に勝てず、ちらりちらりと彼の横顔を覗いて見る。


 なんてこと無い普通の感じなのだけど、その普通の感じが堪らない、いや、かなりハンサムなのか?

 あ、いや、ハンサムだとしても、それを遥かに凌駕する普通感──そこが堪らない。


(分かんないだろうな~)


 顔だけじゃない、髪型も普通な感じ、身体のラインも普通な感じ、

いや、かなりきれいな体躯なのか? もう、分からん!



※──────────※



 このお話は抜粋となります。前後に興味が持てましたら本編の方へお越し下さい🧒



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私小説「僕のこの恋は何色?」

~ゲイとして生きる僕の道のり─────────歴野理久



⬇️本編はこちらからどうぞ⬇️ 




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