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🌈72「ライト文芸大賞」

応募期間=立ち読みキャンペーン🧒



📔小説投稿サイト

「アルファポリス」において

「歴野理久」のペンネームにて

私小説「僕のこの恋は何色?」

──を連載中です。



 この度この拙作をアルファポリスの小説コンテスト

🌈「ライト文芸大賞」にエントリーしました。


 つきましては

その「応募期間キャンペーン」として、「長編全300回」の中から、

自選の「96回分」を短期連続掲載致します。


 長編小説の中から抜粋の

「エピソード集」ですが、この前後に興味が持てましたら

是非「アルファポリス本編」の方へお越し下さい。


 リンクは最後に貼ってあります🍀


✴️掲載期間=4/28~5/29

✴️更新=毎日0時、8時、16時

《フォロワーの方には誠にお騒がせとなります。深くお詫び致します》



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✨今回のお話はこれです✨


No,185 不謹慎な温泉の話①

【これは30代前半のお話】


 週末のフラッシュ──。

 例によっていつもの飲み仲間達と盛り上がっていた。

 ナッキーやヒデちゃんやカウンターのケンちゃん。

 そしてその夜のメインとなった「温泉」の話は、元はと言えばアッ君からのこんな所から始まった。 

 アッ君は仲間内では一番頭のいい大学出身で、今も大学に残って何か難しい事を研究している。


「オレ、随分久し振りに家族旅行に行って来たよ。両親と妹と四人で温泉なんて子供の頃以来だ」

 アッ君のひと言がまたぞろ変な方向に発展するとは思わなかった。 


 俺は邪気も無く受けた。

「あ、温泉いいな♡俺も大好き。どこ行ったの?」

「まあ、○○温泉なんだけど、それよりちょっと奇妙な事があってね、酒の肴の話題にどうかと……」


 ナッキーが反応した。

「あ、アッ君それやっちゃった話でしょ?アッ君って見た目は真面目な草食系研究者なのに、その中身は誰より肉食なや○ち○君だから、また何かエッチな出来事でも?」

「うん、そうなんだ。いくらオレでも家族旅行でまさかハッテンしようとは思わなかったけど…」


 みんな同時に

「うんうん!」

(ハッテン=ゲイの世界で言うナンパ行為のようなもの)


「結構大きなホテルでね、週末だから泊まり客も多かったと思う。そうだな~?あの規模だと~?」

 ヒデちゃんがせついた。

「アッ君アッ君、分析はいいから、で、どうしたの?何があったの?」「うん、一旦家族と就寝したんだけど寝付けなくて、真夜中だよ、2時頃かな?せっかくの温泉だからと思って一人で風呂に行ったんだ」


 みんな同時に

「うんうん」


「さすがに誰もいなくて、夕方も飯の後も人が多くてごちゃごちゃだったから、ああこれならゆっくり出来るな~なんて思いながら奥へ進むと」

「うんうん」

「湯けむりが凄くて入り口からは見えなかったんだけど、洗い場の物陰に人が大の字で横になってる」

「え~っ?」

「初めは酔っ払いが寝ているのかと思ったけど、なんか様子が変。みんな、普通風呂場でどこ隠す?」


 みんな同時に

「お○ん○ん」


「だよね?ところがその人、タオルで顔を隠してる。お○ん○んは丸出し」

「え~っ?」

「オレ、これは変だと思って近付いた…ってのはね、その身体がすげーぽっちゃりでムチムチで、たまらなくフォルムが可愛らしくって」

──って、みんなここはそれぞれに

「なるほどアッ君だよね」

「やっぱアッ君らしい思考だよ」

「そりゃアッ君だったら素通りしないね」

「いや、こりゃアッ君の獲物でしょうが」ってざわざわ。

(因ちなみにアッ君がデブ専なのは周知の事実だ)


「オレ、ひざまずいてわざと耳元で囁ささやいたんだ。どうしたの?大丈夫?って」


 みんな同時に

(ゴクリ……)


「そしたら触ってもいないのにお○んち○んがムクムクって…」

「!」

「だから、片方の乳首をキュッって摘んでみたら、アンって可愛い声…」

「!!!!」

「って訳さ、チャンチャン♪」


 みんな同時に

「はあ~っ……」とため息。


「いゃ~、面白い話だよね~」

「さすがアッ君!僕ならビビって逃げちゃうよぉ」

「普通の温泉ホテルでそんな事があるんだね~」

「そこでスッキリ抜けたなら、その夜はぐっすり寝れたんじゃね?」

──なんて口々に盛り上がっているけど、その後はどうしたの?なんて細々とした無粋な事をたずねる奴は一人もいない。まあ、二丁目ではいつもの世間話だ。


 グラスを拭きながらケンちゃんが核心を突いた。

「実はそれ、大いに有り得る話らしいよ?日本全国どこの温泉場でも、真夜中にゲイが風呂場に集まるって噂は昔からよく聞く。

まあ、でもホントにやっちゃうのは行動力抜群なアッ君ならではだろうけどね」


 透かさずナッキー。

「あ、いやいや、ごく普通の温泉で粉を掛けるなら理久も凄いよ?!

それも真夜中まで待たずとも」

 みんなそれぞれにザワザワ。

「ええっ?!温泉でも~?!」

「理久って凄いな~」

「電車ならずも温泉でまで……」

「妖怪粉掛け理久か?」


 あ!ナッキー!

 また変なこと言い出した!


 で、この不謹慎な会話は

──まだつづく。



※──────────※



 このお話は抜粋となります。前後に興味が持てましたら本編の方へお越し下さい🧒



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私小説「僕のこの恋は何色?」

~ゲイとして生きる僕の道のり─────────歴野理久



⬇️本編はこちらからどうぞ⬇️ 




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