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🌈51「ライト文芸大賞」
応募期間=立ち読みキャンペーン🧒
📔小説投稿サイト
「アルファポリス」において
「歴野理久」のペンネームにて
私小説「僕のこの恋は何色?」
──を連載中です。
この度この拙作をアルファポリスの小説コンテスト
🌈「ライト文芸大賞」にエントリーしました。
つきましては
その「応募期間キャンペーン」として、「長編全300回」の中から、
自選の「96回分」を短期連続掲載致します。
長編小説の中から抜粋の
「エピソード集」ですが、この前後に興味が持てましたら
是非「アルファポリス本編」の方へお越し下さい。
リンクは最後に貼ってあります🍀
✴️掲載期間=4/28~5/29
✴️更新=毎日0時、8時、16時
《フォロワーの方には誠にお騒がせとなります。深くお詫び致します》
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✨今回のお話はこれです✨
No,110 うちにおいでよ!
【これは大学3年のお話】
待ち合わせ場所に立つ二人。
──僕は嬉しかった。
ルカとは blue night で何度も会っているけど、こうして日中に駅の人混みの中に一緒にいるなんてとても新鮮な感じがする。自然と笑顔になってしまう。
「まさかルカがナッキーだったとは思わなかった」
「だからもうナッキーかよ!許可した覚えないんだけど!」
って、フグのように頬を膨らませてる。
「まあまあ、この卓越した距離感がキノちゃん、てか歴野理久の持ち味だからさ」
ナッキーがいつものように伏せ目がちに視線を逸らした。
「距離感ってか、馴れ馴れしいだけだろうが……。まあ、別にいいけど……」
僕としては、まずはこの偶然を話題にするしかない。
「二丁目で知った顔と文通欄でばったりって、良くある話だとは聞いていたけど本当だね。やっぱ狭い世界なんだね」
ナッキーは「僕で、がっかりしたよね……」って口を尖らす。
本当にいつも機嫌が悪い。
(そんなに僕の事が嫌い?………僕は仲好くしたいのに)
「がっかりなんてしてないよ!ナッキーで良かった。本当はどんな人が現れるか不安もあったよ?でも会ってみたらナッキーだった。本当に良かった」
「本当に?」
「うん本当に!ルカって言う二丁目の名前じゃなくて、本名でナッキーって呼べるのか嬉しい!
その方が可愛いし、似合ってる」「え、ええっと……ナッキーって自体本名じゃないけど、まあいいよ」
って、そっぽ向いて言いよどんでる。
(だから、そんなに僕が嫌いかな?)
「だから僕の事も理久って呼んで欲しいな?」
「…………りく?」
「うんうん」
──ナッキーの目玉が真ん丸になった。
さあ、どうしよう。いつまでも立ち話じゃないだろう。
(本当はその辺の喫茶店と思っていたんだけど……)
「ナッキー、僕んちに来る?」
「え?いきなり?」
「だって知った仲だし、その方が話しやすいし」
ナッキーは下を向いて地面を蹴るようなベタな仕草で「理久がそれでいいなら……」って同意した。
「よし行こ」
僕はナッキーの肩を抱かかえて改札を通った。
(そうか、いきなり肩を抱くなんて、こう言う行動を亮ちゃんは嫌がったのかも知れない)
でもナッキーは、不機嫌な割には僕がベタベタするのを嫌がらなかった。
二人とも普通に定期券だった。
(ふーん、ナッキーにもこの駅は通過点なんだ)
互いの住所は手紙のやり取りで分かっていた。同じ区内だっただけじゃなく、最寄り駅も同じ路線だ。「僕の駅は◇◇なんだ。ナッキーは◆◆だよね?」
電車に揺られながら確めた。
「そうなんだ。あんまり近くて本当はどうかと思ったんだけど、理久で※.:*:・'°」
「え?なに?はっきり言って?」
「理久で……良かった……」
「そうか、僕の事、そこまで嫌いじゃなかったんだね?良かった。いつも顔を真っ赤にして怒ってるから、てっきり嫌われてるのかと思ってた」
「え?僕が理久の事を嫌いって、いつからそんな事になってるの?
僕は※.:*:・'°」
「あ、降りるよ」とナッキーを誘導する。
それにしてもナッキーとこんな風に歩くのは初めてだ。しかもこんな明るい時間に。
思えば亮ちゃんとこんな風に一緒に歩いたりもあんまり無かった。
こうして見るとやっぱりナッキーは綺麗だな。亮ちゃんのブースカとは大違いだ。
(あ!そうだ!ナッキーに頼んで、こんど恋人の振りをしてもらおうかな?)
なんてダメダメ!
また嫌われる!
──そうこうしてるうちに僕んちに着いた。
※──────────※
このお話は抜粋となります。前後に興味が持てましたら本編の方へお越し下さい🧒
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私小説「僕のこの恋は何色?」
~ゲイとして生きる僕の道のり─────────歴野理久
⬇️本編はこちらからどうぞ⬇️
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