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🌈22「ライト文芸大賞」

応募期間=立ち読みキャンペーン🧒



📔小説投稿サイト

「アルファポリス」において

「歴野理久」のペンネームにて

私小説「僕のこの恋は何色?」

──を連載中です。


 この度この拙作をアルファポリスの小説コンテスト

🌈「ライト文芸大賞」にエントリーしました。


 つきましては

その「応募期間キャンペーン」として、「長編全300回」の中から、

自選の「96回分」を短期連続掲載致します。



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 これはフォロワーの皆様には今更の内容でして、毎日3回の更新は目障りで鬱陶しいとは存じますが、これ全て「新規の観覧者」の目を引こうとの思惑です👀


 要するに「新規開拓キャンペーン🪓」なのです。


 お馴染みの皆様方にはお騒がせとなりますが、何卒ご理解いただけますようお願い致します🙏



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 長編小説の中から抜粋の

「エピソード集」ですが、この前後に興味が持てましたら

是非「アルファポリス」本編の方へお越し下さい。


 リンクは最後に貼ってあります🍀


✴️掲載期間=4/28~5/29

✴️更新=毎日0時、8時、16時

《フォロワーの方にはお騒がせとなります。重ねてお詫び致します》



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✨今回のお話はこれです✨


No,60 めくるめく快楽の日々

【これは高校1年のお話】


 SEXって、 こんなにも夢中になるもの? 


 射精して受精して種の存続のためなら、男同士のそれって何だ?

──と懐疑的に思ったりもしたけど、射精なんてずっと後の最後でいい。 

「特殊な挿入」なんて、男女の真似事も俺には要らない。

 キスから始めてあんな事やこんな事。昨日はああだったのに今日はこう。


  ジュンはあたかも絵本のページをめくるように、次から次へと新しい事を教えてくれる。

  ある時は 

「えっ?そんな事までしてくれるの?え?それは……ちょっと……」

 「どう?すごいよね。僕もこれされたとき驚いた。まるで奴隷にかしずかれているような気分になるよね」


 「う、うん……あ、あん……」 

「これしてくれた人、結婚している人だったけれど、奥さんは絶対にこんな事してくれないって言ってた。要求したら離婚ものだってさ」 

 クスッと笑う。


(何なんだ?その話し……)


「だからきっと、ああ、自分もして欲しいんだろうな~って思って同じようにしてあげた。ふふっ、泣いて喜んでたよ」 


(んんん………?)


 ジュンは時々、こう言う気になる事をさらりと言う。


 (結婚してる人?それ大人だよね?その人がジュンの元カレ?)


 でも俺は、 そこをあえて追及はしない。 

 だって今、とてもいいから。 


(あ!確かに凄いかも……)



※──────────※



 もちろんピアノの練習は欠かせないけど、部活とジュンで忙しい。

  毎日はとても無理だけど、時々は祖母の家にピアノを弾きに通ってる。


  例によって、 女性週刊紙の相談コーナー。

 ──「夫との行為がマンネリで嫌悪と不満が募ります。自分本位に挿入するだけで10分もかからずに終ってしまいます」だって。


 (ふ~ん、こりゃ大変だ~)

 って、 煎餅かじりながら読んでると祖母が玉露を入れてくれる。

「理久ちゃんこの頃何だか色っぽいわねぇ、海老さまみたいな流し目しちゃって。彼女でも出来たんじゃないの?」

 なんて、いつまでも可愛い孫息子だと信じて疑わない祖母が可哀相。  

 俺なんてジュンとあんな事してこんな事して、あまつさえそんな事までしてるのに。 


(10分か……。挿入だけなら、そんなもんだろうなぁ)

 と、SEX相談を読んでも以前とはまるで反応が違う。


(それにしても10分?考えられない)

 ジュンとしてると一時間があっという間。しかも何回……?

 確かにジュンは、 自分史上最もSEXの相性の良い相手だったのかも知れない。 


 でも俺は──後にそのSEXよりも大切なものを選ぶ事になるのを、まだ知らない。



 ※──────────※



 学校では平静を保つように心掛けてた。

  かつては休み時間の度に俺の元へ来ていたジュンが、パッタリ知らんぷりを決め込むようになった。

  その理由は理解している。 

 でも淋しい……。


  クラスの中ではイチャイチャしない!って決めていても、俺はついついジュンを目で追ってしまう。

  ジュンの笑顔はポーカーフェイスだ。付き合うようになって露骨に感じる。


 あの満面の笑みはみんなに公平に振りまかれるもの。決して俺だけのものではない。

 だんだんそれが悲しくなった。 

 同時に圭が遠ざかってく……。  


 冬休みから三学期。

  そして春休み──。

 ジュンとのとろけるようなSEXに溺れる俺。 

 平田への報われない想いに 胸ふるわせる切ない俺。 


 どちらが本当の俺? 

 どちらも本当の俺。 


 高校1年が終業した。 

──春休みを終えて、俺は2年生に進級した。



※──────────※



 このお話は抜粋となります。前後に興味が持てましたら本編の方へお越し下さい🧒



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私小説「僕のこの恋は何色?」

~ゲイとして生きる僕の道のり─────────歴野理久



⬇️本編はこちらからどうぞ⬇️



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